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公園にいた男子高校生に因縁をつけてバイクを奪ったとして、警視庁少年事件課は18日、東京都昭島市の防水工の少年(17)と福生市の建設作業員の少年(16)を強盗容疑などで逮捕したと発表した。2人は昭島市内を拠点にする不良グループで、バイクの改造をしてはいけないという地元独自の「ルール」を男子生徒が破ったと勘違いして、因縁をつけたとみられる。
逮捕容疑は、2024年11月16日午前1時40分ごろ、昭島市内の公園にいた男子生徒7人に「うるさくしているのお前ら」「バイクか金か、タイマンかヤキ入れられるか。どれがいい」などと言って、平手打ちや足蹴りをし、バイク3台(120万円相当)と現金6万9000円を奪ったとしている。防水工の少年は容疑を認め、建設作業員の少年は「金のことはわからない」と一部否認しているという。
警視庁によると、男子生徒が乗っていたバイクについて、不良グループの1人が排気音を大きくするための改造をしていると勘違いし、リーダー格の防水工の少年に報告。公園に不良グループの計9人が集まり「(改造を認めないという)昭島ルールに違反している」などと因縁をつけたという。実際は改造はしていなかった。
男子生徒7人は「警察に行ったら殺す。家族も全員殺しに行く」と脅されたといい、警察に通報しなかった。ただ、翌日に不良グループの友人が奪ったバイクで事故を起こしたため事件が発覚した。【菅野蘭】
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