3月30日に投開票された福岡県大任町長選で、永原譲二町長に投票した有権者に現金を渡したとして、県警捜査2課は18日、大任町大行事、土木建築会社社長、長藤優太容疑者(29)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。関係者によると、長藤容疑者は永原町長の陣営の運動員だった。
逮捕容疑は3月26日、町長選の期日前投票で永原町長に投票した報酬として有権者である知人2人にそれぞれ現金3万円を渡したとしている。県警は認否を明らかにしておらず、被買収容疑で知人2人を書類送検する方針。
県警によると、長藤容疑者は3月26日、知人2人を自家用車に乗せて期日前投票所に連れて行き、投票を確認後に現金を渡したという。県警は長藤容疑者が現金を渡した有権者が他にもいる可能性を視野に捜査する。
大任町長選は現職の永原町長と新人の元町議との一騎打ちで、永原町長が6選した。
逮捕を受け、毎日新聞の取材に町は「町長が終日不在で対応できない」、元町議は「投票結果の信ぴょう性を揺るがす行為で憤りを感じる」と話した。【栗栖由喜】
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