かつてはチームメイト、今度はイタリアで師弟関係に? セスク監督がモラタに接触、コモに勧誘か

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2025年06月20日 10:26  サッカーキング

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EURO2016では、セスク(左)とモラタ(右)は共に会見に出席したことも [写真]=UEFA via Getty Images
 現在コモを率いるセスク・ファブレガス監督が、ガラタサライに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得に乗り出す可能性があるようだ。複数のイタリアメディアが報じている。

 2024−25シーズン、22年ぶりにセリエAの舞台へ舞い戻ったコモ。38歳のセスク監督に率いられたチームは、昇格初年度のシーズンに13勝10分15敗の勝ち点「49」という成績を残し、10位でシーズンを終えた。

 来季は2年連続で1部の舞台に挑むが、イタリアメディア『イル・ジョルノ』によると、クラブはヨーロッパカップ戦の出場権獲得を1つの目標として掲げているという。この目標を達成すべく、今夏の移籍市場においてはさらなる戦力強化に乗り出す見込みで、セスク監督は母国スペイン人の選手を中心に複数の選手をリクエスト。その中に、モラタの名前があった模様だ。

 現在32歳のモラタは、これまでにレアル・マドリード、ユヴェントス、チェルシー、アトレティコ・マドリード、ミランとさまざまなクラブを渡り歩いており、今年1月にはガラタサライへの買い取りオプション付きのレンタル移籍が決定。トルコの地では公式戦通算16試合の出場で7ゴール3アシストを記録し、クラブのスュペル・リグ(同国1部)3連覇にも貢献していた。

 そんなモラタはユヴェントスでプレーしていた2014年11月にスペイン代表デビューを飾ったが、当時の”ラ・ロハ”には、現役時代のセスク監督も招集されていた。EURO2016では共に大会を戦っており、チェルシー在籍時にもチームメイトとしてプレーしていた。

 近頃、モラタはセスク監督と対話する機会を設けたという。会話の中心はモラタ側の将来となった中で、本題はセスク監督側がモラタにコモでプレーする意思があるか否かを確認することだったようだ。同メディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』もこの対話の存在を認めており、「市場における具体的なシナリオを描き出す対話」と表現。モラタ自身はコモ加入の可能性を否定しなかったと見られる。

 モラタとガラタサライのレンタル契約期間は2026年1月31日までだが、ガラタサライ側は800万ユーロ(約13億円)と伝えられている買い取りオプション金額の一部を支払うことで、レンタル移籍契約を解除することもできるとのこと。状況は複雑だが、保有元のミラン、そして現在プレーするガラタサライの双方が首を縦に振る選択肢を見つけることができるならば、移籍実現の可能性は0ではなさそうだ。

 果たして、これまでにさまざまなクラブを渡り歩いてきたモラタは、再びイタリアへ戻り、セスク監督の下でプレーすることとなるのか。今後の動向に注目が集まる。


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