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フィギュアスケートの前世界女王で22年北京五輪(オリンピック)団体銀メダル、女子銅メダルの坂本花織(25=シスメックス)が20日、ミラノ・コルティナ五輪シーズンとなる来季限りで現役引退すると表明した。
神戸市内にオープンした新たな練習拠点「シスメックス神戸アイスキャンパス」でオープニングセレモニーに参加。同じ所属の三原舞依、壷井達也、三宅咲綺とエキシビション演技を披露した。
7月から始まる五輪シーズンに向けては「自分の競技人生は1年を切っている。中途半端に2年や3年にするよりも、これをキリにした方が区切りがいい。次の(30年五輪に向けた)4年を目指すとなったら29(歳)なので、26(歳)になる年で区切りをつけようと思いました」と説明した。
五輪2大会連続出場中で、今季は全日本選手権で4連覇を達成した日本女子のエース。同じく4連覇を目指した世界選手権は2位となったが、世界トップレベルの実力を誇る。地元神戸に誕生した通年型リンクが新たな拠点となり、かねて競技引退後はコーチとしてのセカンドキャリアを描いてきた。真新しいリンクで過ごす集大成の1年へ「この上なく整った環境になる。これで成績を出さなかったらやばい(申し訳なくなる)ぐらい。たくさんの人に支えられてリンクができたので、本当にオリンピックに向けて準備ができたと思う。あとは自分がやるだけです」と力を込めた。【松本航】
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