水難事故防止のつなげようと、高松市の石材店勤務の森重裕二さん(49)らが19日、香川県綾川町役場(同町)を訪れ、ライフジャケット20着を寄贈した。“ライジャケサンタ”としてライフジャケットの普及啓発活動を長く続ける森重さんは「事故が起こる前にライフジャケットの普及にとことん突っ走りたい」と話している。
森重さんは滋賀県甲賀市で小学校の教師をしていた2007年夏に、同市内の小学生2人が高知県の四万十川でおぼれて亡くなった水難事故が発生。それに心を痛めた森重さんはライフジャケットを子どもらへ配布する活動を開始。妻の実家がある高松市に移住後も、クラウドファンディングで購入資金を募るなどして県内外の自治体に寄贈している。
19日は、香川県丸亀市を拠点に活動する市民団体「子ども安全ネットかがわ」の岡真裕美副代表(45)も同席。綾川町の前田武俊町長(72)らに自ら手掛けた絵本や、人間がどれぐらい浮くのかを表現する教材「ウキウキくん」などを示しながら水難事故防止の重要性を訴えた。前田町長は「きちんと管理、周知も徹底したい」と感謝を述べた。【広田正人】
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