ミラン移籍の可能性が浮上しているジャカ [写真]=Getty Images ミランがレヴァークーゼンに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカへの関心を強めているようだ。19日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2024−25シーズンのセリエAを8位で終え、欧州コンペティションの出場権を逃したミランは、1月に就任したばかりのセルジオ・コンセイソン前監督を解任。久々の復帰となったマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下での再出発に向けて、今夏の移籍市場では戦力拡充に動くと見られており、センターフォワード(CF)の補強や、レアル・マドリードを退団するクロアチア代表MFルカ・モドリッチの獲得などが噂されている。
レヴァークーゼンでボランチを主戦場に活躍するジャカも、ミランが関心を寄せる選手の一人。報道によると、ミランのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)とジャカの代理人との間で最初の話し合いが行われ、近日中には再び会談の場が設けられる予定とのこと。また、レヴァークーゼンとも連絡を取り合っており、初期のクラブ間交渉がすでにスタートしているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、今夏のミラン移籍はジャカにとって「魅力的な選択肢」であり、加入を前向きに検討していると指摘。一方で、現時点で正式なオファーも提示されておらず、いかなる合意にも至っていないと伝えている。なお、レヴァークーゼン側は同選手の残留を望んでいるようだ。
現在32歳のジャカは母国の名門バーゼルでプロデビューを飾り、ボルシアMGを経て加入したアーセナルでは公式戦通算297試合で23ゴール29アシストをマーク。2023年夏にレヴァークーゼンへ活躍の場を移すと、すぐさま中盤の主軸に定着し、ブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。クラブ通算ではここまで公式戦99試合出場6ゴール9アシストという成績を残している。