シアトル・サウンダーズ戦で2得点を奪ったバリオス [写真]=FIFA via Getty Images FIFAクラブワールドカップ2025・グループB第2節が19日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)がシアトル・サウンダーズ(アメリカ)を3−1で破った。試合後、スペイン代表MFパブロ・バリオスが試合を振り返るとともに、“カピタン”から受けたアドバイスについて明かした。
第1節でパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)に0−4で敗れていたアトレティコ・マドリードは、後がない状況でシアトル・サウンダーズ戦に臨んだ。試合は11分、アルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネからの折り返しをバリオスがミドルで沈め、アトレティコ・マドリードが先制。後半に入って、互いに1点を奪って迎えた55分には、ゴール前のセカンドボールに反応したバリオスが、トドメの3点目をゲット。試合は3−1でタイムアップを迎え、アトレティコ・マドリードが今大会初白星を手にした。
試合後、バリオスは『DAZN』を通してコメントを発信。「素晴らしい試合だった。スコアだけを見ると3−1だけど、明確なチャンスを数多く作れていたし、もっと多くの得点を奪えたと思う。だからこそ、精度は高めていかなければならない。このような短期決戦のトーナメントは、エリア内の正確さが何よりも大事になる。そこはチームとして改善する必要がある」と、勝利への喜びだけでなく、課題についても数多く口にした。
「僕らは細かい部分をもっと磨かなければならない。今日は僕らがボールを失った際のトランジションで、彼らに危険な状況を作り出された。ボールを保持する際はより冷静になり、相手チャンスを許さないようにしなければなりません。ただ、重要なのはチームの態度と姿勢だった。今日はチームのために戦えたと思う」
また、バリオス個人としては勲章の2ゴールを奪ってみせたが、元スペイン代表MFコケから受けたアドバイスが良い影響をもたらしたと明かす。「コケとプレーする時、彼はいつも僕に『もっと高い位置でプレーするんだ。攻撃に関わる機会を増やすんだ』などと言ってきていたんだ」と話すと、「つまり、改善が必要だということさ。毎日努力していて、今日はそれが実を結んだので嬉しいよ」と正直な心境を吐露。キャプテンの存在感についても、スペインメディア『マルカ』を通して次のように語った。
「コケは僕が最も愛する人物の一人で、最も僕を助けてくれた人でもある。ピッチ内外で常に気にかけてくれるんだ。彼が僕のためにしてくれることすべてに感謝しなければならないね。本当に尊敬している人物だ」
アトレティコ・マドリードは次節、2連勝と好スタートを切ったボタフォゴ(ブラジル)と対戦する。
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