柔道の世界選手権が20日にブダペストで最終日を迎え、混合団体の日本は準決勝でジョージアに2−4で敗れて8連覇を阻まれた。3位決定戦に回った。この種目が採用された2017年から全て制覇してきたが(20年は新型コロナ禍で中止)初めて優勝を逃した。
個人で男子90キロ級を初めて制した村尾三四郎(JESエレベーター)や、女子57キロ級で2位の玉置桃(三井住友海上)ら実力者が敗れた。
村尾は、昨夏パリ五輪の決勝で逆転負けしたオリンピック2連覇のラシャ・ベカウリと、最後の6人目で対戦。2−3と後がない状況で同点とし、あの「ルーレット」による代表戦に持ち込みたかったが、またも逆転負けした。先に足技で技ありを奪ったものの、最後は隅返しで一本負けを喫した。
玉置も、女子57キロ級の女王リパルテリアニに再び屈した。さらには男子100キロ超級で2位のトゥシシビリもおり、力負けした。ブラジルとの3位決定戦に回った。
21年東京と24年パリの両大会でオリンピック(五輪)2連覇のフランスも、準々決勝の韓国戦でルーレットの末に不戦敗で敗退。メダルすら逃す波乱の最終日となった。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。