
■MLB ドジャース 6ー5 ナショナルズ(日本時間21日、ドジャー・スタジアム)
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ドジャースの大谷翔平(30)はナショナルズ戦に「1番・DH」で先発し、この日は3打数1安打1打点。4回の第3打席では4試合ぶりのタイムリーを放ち、勝利に貢献した。
先発のベテランC.カーショー(37)は5回78球を投げ、2本のソロ本塁打を被弾したが、5安打2失点で自身3連勝の3勝目(0敗)。メジャー通算215勝目を手にした。
前日のパドレス戦では終盤の死球から“乱闘騒ぎ”となり、両監督が退場処分の試合となるなど、後味の悪い遺恨戦に。この日はロバーツ監督が出場停止処分で不在。大谷も前カードでは右太ももと右背中付近に2度の死球を食らい、荒れた試合の影響を受けたが、心機一転でカード初戦に挑んだ。
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カーショーは初回にA.ロザリオに先制弾を浴びた。2回は四球と安打で1死一・二塁とランナーを背負ったが、R.アダムスを併殺打。3回も1死一・二塁のピンチを招いたが、ここまで20本塁打の22歳J.ウッドから2者連続の空振り三振で切り抜けた。
大谷の今季4号(4月8日)をマークした先発のM.ゴアを相手に、第1打席はストレートの四球。3回の第2打席は1死三塁で打席に立ち、2打席連続の四球で出塁すると、打線はM.ベッツ(32)の併殺崩れの間に1点を返した。さらに2死一・二塁でT.ヘルナンデス(32)が遊ゴロも送球が乱れ、2-1と逆転に成功し、A.パヘス(24)のタイムリーで3点目を奪った。
4回の大谷の第3打席は2死二塁の場面で、相手バッテリーミスによりランナーが三塁に進むと、2球目のストレートをライト方向へ引っ張り、4試合ぶりのタイムリーヒットを放った。
カーショーは4回をわずか6球で抑え、リズムに乗りたいところだが、5回は先頭のアダムスに3号ソロを浴び、マウンド上で苛立ちをみせた。その後はランナーを二塁に背負うがウッドを遊ゴロで打ち取った。
打線は6回に9番M.ロハス(36)の3号2ランで6−2。ナショナルズはゴアからJ.ラトレッジに交代し、大谷の第4打席を迎えたが、初球を打ち上げ左飛で3アウト。
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7回は3番手A.ベシア(29)がアダムスへの死球、エイブラムズのヒットなどで1死満塁とピンチを招くと、ウッドは見逃し三振も、K.イェーツ(38)に交代。ここでL.ガルシアに2点タイムリーを浴び6−4としたが、N.ロウのレフト前に落ちそうな打球はM.コンフォート(32)が飛びつきライナーで打ち取った。
8回は1死からE.ヘルナンデス(33)がこの試合2本目の二塁打で出塁すると、M.マンシー(34)の四球で、1死一・三塁に。追加点のチャンスで大谷の第5打席を迎えたが、E.サラザーを相手に追い込まれてから高めのストレートにバットが空を切り、追加点ならず。
9回はT.スコット(30)がエイブラムズにソロ本塁打を浴び1点差に迫られたが、最後はウッドを二ゴロで打ち取り、カード初戦を白星で飾った。