【しらさぎS予想】阪神芝1600mの適性に不安あり!? 近況のリズムもひと息で軽視したい実力馬とは

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2025年06月21日 16:30  netkeiba

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しらさぎSに出走予定のチェルヴィニア(撮影:下野雄規)
 今週の日曜日は、阪神競馬場でしらさぎステークス(GIII・芝1600m)が行われます。

 今年が第1回となるしらさぎS。前身は20年からサマーマイルシリーズの開幕戦として施行されていたオープン特別の米子S。今年からしらさぎSと名称を変更し、格付けはGIIIとなって開催されます。

 ここでは14年以降に阪神芝1600mで開催された前身の米子S(計10レース)を対象にし、今年のしらさぎSの傾向を探っていきたいと思います。

 データ対象の10レースでは、父サンデーサイレンス系が6勝2着8回3着5回と活躍しています。データ対象の10レースはすべて阪神外回りの芝1600mで行われています。阪神外回りは直線距離が長くなっていますので、これが父サンデーサイレンス系の適性にマッチし良績を残しているのではないでしょうか。

 今年の舞台も阪神外回りの芝1600mになりますし、父サンデーサイレンス系の馬を中心に馬券を組み立てるのもひとつの手段としては有効になるのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
父ノーザンダンサー系で前走5着以下
[0-0-0-9]複勝率0%
該当馬:チェルヴィニア
※特に言及のない限り、データは14年以降に阪神芝1600mで開催された前身の米子S(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるチェルヴィニアが該当しました。

 データ対象の10レースで活躍が目立つ父サンデーサイレンス系に対し、父ノーザンダンサー系は苦戦傾向となっています。これは阪神外回りの芝1600mが父ノーザンダンサー系の馬には合わないためではないかと考えられます。

 データ対象の10レースにおいて、父ノーザンダンサー系で馬券に絡んだのは前走で4着以内に好走していた馬に限られます。適性面で劣るであろう父ノーザンダンサー系の馬でも、前走で上位争いに絡んでいるような馬はその勢いを活かすことで好走しているのでしょう。しかし、前走で5着以下に敗れている父ノーザンダンサー系の馬は、近況に勢いがなく適性面にも不安があり、実際に結果も残せていないので割り引いて考える必要があると言えます。

 該当馬に挙げたチェルヴィニアはドバイシーマクラシックで6着。世界の強豪を相手にした結果で致し方ない面もありますが、今季初戦となった2走前の京都記念でも9着に敗れており、近況はリズムを崩している印象です。

 また、今回と同じ舞台で行われた昨年の桜花賞では4番人気で13着と大敗していますので、この条件への適性にも不安を感じますし人気でも高い評価は与えづらい1頭と言えます。

 今回の条件への適性面に加え、昨年の秋華賞を勝利したことで、本来の55キロから2キロ増の57キロでの出走になる点もマイナス材料になりそうです。ここは条件への適性や斤量面から人気でも手は出しにくいですし、思い切って本馬の評価を割り引いて考えることも必要になってくるのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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