今夏のステップアップが噂されている堂安律 [写真]=Getty Images フライブルクに所属する日本代表MF堂安律の去就は依然として不透明なようだ。23日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
2024−25シーズンは堂安にとって充実の一年となった。ガンバ大阪からフローニンゲン、PSV、ビーレフェルトを経て2022年夏からフライブルクでプレーする27歳は右ウイング(WG)の主軸として公式戦通算36試合に出場。ブンデスリーガではキャリアハイとなる10ゴール8アシストをマークし、チームのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。
こうした活躍もあり、堂安には今夏のステップアップの噂が絶えない。とりわけ、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したフランクフルトが複数クラブによる争奪戦で優位に立ち、新天地の有力候補とも伝えられている。
この度『ビルト』が報じたところによると、フランクフルトは堂安の獲得を熱望しているものの、クラブ内での最終決定には至っておらず、未だ正式なオファーを提示していないという。また、セリエAやプレミアリーグのクラブも関心を寄せ、直近では今夏のWG補強を目論むバイエルンからも接触があった模様。フランクフルトが新天地の最有力であることに変わりはないが、複数のクラブが動向を注視し続けていることから、去就は依然として不透明のようだ。
来る2025−26シーズンは、開幕を約1年後に控えるFIFAワールドカップ26へ向けた極めて重要な一年間となる。本大会での活躍も期待される堂安は、複数クラブからの関心が囁かれる中でどのような決断を下すのだろうか。各クラブの動向を含め、注目が集まっている。