去就注目のギェケレシュ、スポルティング退団を直訴か…高額移籍金を巡りクラブと対立も

　スポルティングに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュが、同クラブの会長に対して退団の意思を伝えたようだ。24日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

　昨夏の移籍市場でもビッグクラブから注目を集めたギェケレシュは、今夏もアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなどのクラブから関心を寄せられている。
　
　同選手の契約解除金は1億ユーロ（約170億円）に設定されているものの、昨夏にスポルティング残留を決断した際、クラブ側と“紳士協定”を結んでいたとされる。それによれば、今夏には6000万ユーロ（約102億円）程度の移籍金での退団が認められる見通しだったが、スポルティング側は現在、8000万ユーロ（約136億円）の移籍金を要求しており、ギェケレシュ側とクラブの間に対立が生じているという。

　そんななかロマーノ氏は、「同選手がヴァランダス会長に退団の申し出をした」と報道。さらに「今後、スポルティングでプレーする意思はない」との見解も示しており、ビッグクラブへの移籍を目指して正式にトランスファーリクエストを提出したことになる。

　またポルトガルメディア『ボラ』も、「ギェケレシュは今後のスポルティングの練習も欠席する恐れがある」とも伝えている。

　2023年夏にスポルティングに加入したギェケレシュは、これまでの2シーズンで公式戦97ゴールを挙げる圧巻の活躍を披露。その驚異的な得点力から、今夏の移籍市場における注目銘柄の一人となっている。