東京・国分寺の闇バイト強盗 被害金受け取りの女性に執行猶予判決
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2025年06月24日 20:08 毎日新聞

さいたま地裁=平本絢子撮影 首都圏を中心に相次いだ「闇バイト」が絡んだ強盗事件のうち、東京都国分寺市の住宅で住人が襲われた事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反罪に問われた京都市上京区のアルバイト、武藤恵子被告(26)に、さいたま地裁は24日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。
井下田英樹裁判官は、被告が借金返済を目的にSNS(交流サイト)で闇バイトに応募し、事件に関与したことを挙げ、「規範意識は甘いと言わざるを得ない」と指摘。一方で、実行犯との直接的なつながりはなく、事実を認めて反省していることから、執行猶予が相当と判断した。
国分寺市の事件は2024年9月30日未明に発生。同市西恋ケ窪3の住宅に住む女性がハンマーのようなもので殴られ、自宅にあった現金約550万円などを奪われた。
判決によると、被告は同日、犯罪収益である可能性を認識しながら、事件の実行役の1人から被害金の一部である現金5万円を自身名義の銀行口座に振り込ませた。【加藤佑輔】
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