近年ステップアップが噂されるエゼ[写真]=Getty Images
トッテナムは、クリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFエベレチ・エゼの獲得に関心を示しているようだ。24日、イギリス『ガーディアン』が報じている。
アンジェ・ポステコグルー前監督が退任したトッテナムは、ブレントフォードから招へいしたトーマス・フランク監督ともに、新たなスタートを切ることになる。今夏の移籍市場では、すでに冬にレンタル移籍で加入していたU−21フランス代表FWマティス・テルとオーストリア代表DFケヴィン・ダンソを完全移籍で獲得。さらに2023年夏に加入が内定したクロアチア代表DFルカ・ヴシュコヴィッチの合流も予定されており、現在は川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大の獲得が迫っている。
さらなる攻撃陣の強化を目指すトッテナムは、ブレントフォードのブライアン・ムベウモや、ボーンマスのアントワーヌ・セメニョへの関心が報じられてきたが、今回の報道によると、クリスタル・パレスのエゼの獲得を本格的に検討しているという。また、エゼには6800万ポンド(約137億円)の契約解除条項が設定されていることも伝えられている。
さらに、同メディアはエゼの所属する代理人事務所『CAA Base』に注目。同事務所には、ソン・フンミンやジェームズ・マディソン、パぺ・マタ・サールなどトッテナムの複数選手が所属しており、この関係性が交渉を優位に進める可能性があると指摘している。
現在26歳のエゼは、2020年8月にクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)からクリスタル・パレスに移籍した。すぐにスタメンの座を確保し、ここまで公式戦167試合に出場し、40ゴール28アシストを記録。2024−25シーズンにはクラブをFAカップ制覇に導いており、今後の去就には大きな注目が集まりそうだ。