
「心から信用してきた女性。お付き合いも数十年」――ところが、この関係はふとしたことで終わりを迎えてしまった。
投稿を寄せたのは長崎県の60代女性。この女性には親友と呼ぶにふさわしい人がいて、
「困っている時は私自身のことより優先して行動してきたと思うし、その人も『この恩は一生忘れない。何かあったら私も同じようにするね…』と常に感謝の言葉を言ってくれていた」
と、互いを気遣う理想的な関係を築いていた。しかし突然、転機が訪れる。それは女性が友人に申し出た、ある頼み事が原因だった。(文:湊真智人)
「私も一度だけお願いしたことがあるのですが、いとも簡単に『それはできない…』とお断りされてガッカリしたというより不信感がわいてきました」
|
|
「よかったらお参りに来てもらえませんか」とお願いしてみたが……
その頼み事とは、女性の義父の葬儀への出席だった。一般的には、友人の義父の葬儀にはそこまで積極的に出席しなくていいだろう。しかし、これまで二人は「家族ぐるみのお付き合い」をしており、過去に女性は、友人の義父やその兄弟の葬儀に参列していた。つまり同様のふるまいを友人に求めたわけだ。
しかし女性の期待は裏切られてしまった。当時のやり取りをこう明かす。
「『よかったらお参りに来てもらえませんか』と連絡をすると『行きたいけれど今、体調が悪くて……』との返事でしたので、後からでも何らかの形であるのかなと思っていましたが彼女とのお付き合いはそれっきりです」
この「何らかの形」とは、お悔やみの言葉や香典を想定していたのだろう。友人からのアクションが無かったことに強い失望感を覚えたようだ。当時の心境をこう語る。
|
|
「人に○○してあげたとか、高額な買い物も頻繁にしていたので経済的には困っていないはずです。あれだけ親密にお付き合いしていたのに……と思うと残念でたまりません」
友人側の葬儀には参列経験があるだけに、不平不満が拭えなかったのだろう。ところが現在は、こうした鬱憤が解消されつつあるようだ。
「彼女が私に対する思いがそれだけだったのかと思うと『もういいや……』と最近ふっきれてきました」
過去を割り切って前を向く決断は、きっとプラスに働くだろう。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁した話」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/ZD072W7Z
|
|