リヴァプールに所属するダルウィン・ヌニェス [写真]=Getty Images セリエAのナポリが、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの獲得に向けリヴァプールと交渉中のようだ。24日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
現在26歳のヌニェスは、母国ウルグアイのペニャロールでプロキャリアをスタート。その後はアルメリアでのプレーを挟み、2020年9月にベンフィカへと加入した。ポルトガルの地では2021−22シーズンにリーグ得点王を受賞し、2022年6月に7500万ユーロ(約126億円)の移籍金でリヴァプールへとステップアップ。しかし、ここまでは絶対的なレギュラー定着には至っておらず、今季は公式戦47試合出場7ゴール5アシストに留まった。
かねてより今夏での退団の可能性が報じられているヌニェス。サウジアラビアなどからの関心が報じられるストライカーに対しては、今季のセリエAを制したナポリも興味を寄せており、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ヌニェス自身もナポリ加入に前向きな姿勢を示していると指摘していた。
そんななか、ヌニェスの獲得を目指すナポリとリヴァプールは依然としてクラブ間での交渉を進めている模様。しかし、ナポリ側は4200万〜4300万ユーロ(約71億円〜72億円)を支払う準備ができているものの、リヴァプール側は5000万ユーロ(約84億円)を要求しているという。
なお、ロマーノ氏の報道通り、今夏に複数クラブからオファーが届いているヌニェスはナポリへの移籍を最優先に据えている様子。また、ナポリにとってもヌニェスは最優先ターゲットであるため、同選手獲得の可能性がある限り、他のストライカーとの交渉には臨まない方針のようだ。さらに、リヴァプールと合意に至るには時間がかかる見込みであり、ナポリはナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンらの売却資金を活用してヌニェス獲得に動けると想定しているとのこと。今後の動向に注目が集まる。