水を浴びるハリー・ケイン(右)[写真]=Getty Images バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督がベンフィカ戦を振り返った。24日、ドイツメディア『スカイ』がコメントを伝えている。
FIFAクラブワールドカップ2025・グループCの最終節が行われ、バイエルンはベンフィカと対戦した。開幕からここまで連勝を達成し、すでに決勝トーナメント進出を決めているバイエルン。しかし、ターンオーバーを行いながら首位通過をかけて臨んだ一戦は、13分にアンドレアス・シェルデルップから先制点を奪われてしまう。後半に入るとハリー・ケインらを投入したバイエルンが猛攻を見せるが、最後まで追いつくことはできずに0−1で敗戦。バイエルンは2位でのグループステージ突破が決定した。
試合を振り返ったコンパニ監督は、「後半は本当に良いプレーができたが、これがフットボールというものだ。チャンスを活かせなければ、代償を払うことになる」とコメント。幾度となく相手ゴールに迫った後半を高く評価しながら反省点を述べ、「フラメンゴ戦は厳しい試合になるだろう」と決勝トーナメント初戦の展望を明かしている。
また、「ただし良い点としては、もうシャーロット(試合会場『バンク・オブ・アメリカ・スタジアム』の所在地)ではプレーしなくていいということだ」とコメント。この試合が体感温度42度にも及ぶ猛暑と過酷なピッチコンディションのなか行われたことについて触れ、「文句を言いたいわけではない。ただ、試合に影響を与えたのは間違いないんだ。地元で見ているみんなが思うほど簡単な試合にはならないと分かっている」と見解を語った。
今大会は雨や雷による試合中断が相次いでいるが、猛暑やピッチ状態も大きな問題点となっているようだ。