サンダルよりも涼しくておしゃれ…「夏に使えるスニーカー」5つの最高傑作

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2025年06月25日 09:20  日刊SPA!

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日刊SPA!

W AIR RIFT BR
―[メンズファッションバイヤーMB]―
 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第537回をよろしくお願いします。

◆夏日でも使えるメッシュスニーカー

 今回は夏に使えるスニーカー特集!

 連日の猛暑日で6月にしてサンダルを履いている方も多いかと思いますが……この調子の夏日は9月まで続きます。6〜9月と4か月もサンダルで過ごすのは少々辛いでしょ?

 そこで今回は「サンダル以上に涼しい? 夏日でも使えるメッシュスニーカー特集」をお届けします。

 今回、紹介するスニーカーならサンダル以上に涼しい! 皆が野暮ったいサンダルを選ぶ中、スタイリッシュなスニーカーで差をつけましょう!

◆▼adidas
・TISCHTENNIS 9680円

 まずはアディダスから。78年に卓球競技用としてローンチされたティッシュテニス。78年のオリジナルデザインはカラフルなモデルでしたが、現在、展開されているものはモノトーンベースの都会派カラーになっています。

 実はこちらレディースラインでの展開ではあるのですが、32cmまで用意されているため、実質ユニセックス。とりわけ黒に関してはかなりメンズライクな印象になっています。

 今までのスニーカートレンドは「デカ厚ソール」「ド派手デザイン」のものが多かった。バレンシアガなどが火付け役となり、「ダッドスニーカーブーム」が続いていました。しかし、近年NIKEの売上も低迷気味となり、トレンドがひと段落。徐々にスニーカーデザインの方向性が変わってきているのです。

◆サンダル並みに涼しく、サンダルよりスタイリッシュ

 バレンシアガの新作をみると驚くことに今までの「デカ厚」「ド派手」を否定するかのような「細身」「シンプル」志向に。PUMAの人気モデルスピードキャットをレザーに仕上げシューレースを取り除いたスマートな印象のものとなっています。

・スピードキャット レザー

 もちろん、従来通りのデカ厚デザインも展開こそしていますが、打ち出している人気モデル新作モデルは今やどこのブランドも「上品な細身・シンプルデザイン」。

 そして、今回紹介しているアディダスはまさにその「細身トレンド」の牽引役。NIKEと異なり、クラシックデザインが得意なアディダスらしい細みで、上品な印象は革靴のような大人顔。加えてアッパーはメッシュで仕上げてあるため、通気性抜群。

 素足で履いてもまったく問題ないほど快適です。着用するとサンダル並みに涼しく、かつサンダルよりスタイリッシュ。これぞ僕らが求めていた「夏のスニーカー」です。

◆▼Onitsuka Tiger
・MEXICO 66 SABOT 1万6500円

 現在、ヨーロッパを中心に爆発的人気のオニツカタイガー。

 都内の店舗もインバウンド客で行列が出来るほどの人気です。近年NIKE、adidasの盛り上がりが強すぎたため反動で二番手・三番手ブランドに注目が集まっています。そこに丁度よくハマっているのがPUMAやアシックス・オニツカタイガー。王者NIKEにはないスマートな大人っぽさがあり今のファッショントレンドによくなじみます。

 こちらはそんなオニツカタイガーの代表モデルメキシコをメッシュ素材でサボ化したもの。アッパーのメッシュ素材はシューレースも排除されたシンプルなもの。素材はやや硬めになっておりルームスリッパのような柔らかい風合いではありません。

◆スマートなシルエットで大人顔

 シューレースがないためフィット感に不安があるかもですが、案外しっかりと足を包んでくれ、歩行時のストレスも特にありません。加えて、サボとなっていて「つっかけ」で歩くことができるため、ショートパンツなどの合わせに最適。

 カラーリングは往年のメキシコを模したものとなっており、外見上は完全にスニーカーそのもの。上述のアディダスよりもさらに通気性がよく、レザーサンダルなどであれば、余裕でこちらのほうが涼しいです。個人的にこれは定番化して毎年出してほしいくらい好き。

 この手のスニーカーデザインサボはアディダスなども出していますが、ボテッとしたデザインのものが多くイマイチ。オニツカのこちらはスマートなシルエットで大人顔。おすすめです。

◆▼KEEN
・UNEEK/ユニーク 1万5400円

 あえてここで紹介するまでもなく有名なモデル。

 アウトドアフットウェアブランドのKEEN、代表も出るの「ユニーク」です。こちらはアウトドアとタウンユースをシームレスにつなぐサンダルとしてリリース。なんと発売からすでに10年が経過していますが、10年間人気が衰えることなくメンズレディースともに支持され続けています。

 気がついたら、夏になると見かけるようになりましたよね。どのセレクトショップでも扱いがあるし、人気の理由が気になる方も多んじゃないかなと思います。

◆どんな足の形でもジャストフィット

 ただ、こちら、足入れして使えば、誰もが瞬時に人気の秘密を理解できます。何より着用感が最高なんです。コードで編み上げた「ニットスニーカー」なのですが、伸縮性とキックバック性が高く、とにかくどんな足の形でもジャストフィットしてくれるんです。

 外反母趾など足の問題を抱えている方にもおすすめできる最強シューズ。しかも、サンダルと思いきやソールとアッパーがしっかり形成されているスニーカーライクなデザインですから、野暮ったさもありません。

 濡れた路面でも滑りにくい高いグリップ力を誇るソールは梅雨時期でも活躍。通気性はもちろんご覧の通り。

 当然、ソックスを使わなくても問題ありませんし、あえてソックスを使い印象を変えるのもアリ。1万5400円と決して安くはないですが、この着用感を体験しないのは損ですよ。

◆▼NIKE
・W AIR RIFT BR 1万2100円

 夏といえばこちら、エアリフト。1996年の発売以来カルト的な人気を誇るNIKEの異色作。近年はたびたび復刻されメジャー級の知名度を持つ様になりました。

 ハイブランド「メゾンマルジェラ」が出している足袋ブーツ・足袋シューズの知名度も手伝い、足袋形状のトゥも違和感なく受け入れられるようにもなったかと思います。

 ストラップで留める仕様で脱着が簡単なのとメッシュ素材と素肌が見えるユニークな形状でサンダル以上の通気性と並のスニーカー以上の快適さを誇ります。

◆モードファッション好きから支持を集める

 マルジェラの足袋と共通点があるからか、妙にモードファッション好きに受け入れられており、ワイドスラックスなどに合わせて使う人をよく見かけます。

 こちらも一応レディース展開ではありますがメンズサイズもあるので安心。ただし、やや細身の作りなので男性が購入する場合、通常サイズより0.5cm上げて選ぶといいかと思います。

 NIKEシューズでは珍しくスウォッシュが目立たないデザインなのも嬉しい。近年の人気高騰でNIKEマークに辟易としている人も多いかと思います。アノニマススニーカーをお求めの方にもピッタリです。

◆▼PUMA
・モストロ メッシュ スニーカー 1万6500円

 最後はこちら。アバンギャルドなモードスニーカーとして人気のPUMAモストロ。99年に発売したスニーカーですが昨年から20年以上ぶりに復刻となっています。

 左右非対称のデザイン、スパイクソールなど他スニーカーではみられないような特徴的なディティールがポイント。モードスタイル愛好家に受け入れられた伝説のスニーカーです。

 こちら、モストロのメッシュアッパーバージョンでサンダル以上の快適さを誇ります。

◆サンダル以上の快適さ、スニーカー以上の歩きやすさ

 通気性はもちろんですが、複雑に配置されたストラップで足のフィット感は究極。サンダル以上の快適さ、スニーカー以上の歩きやすさ、値段もそこまで高すぎず完璧です。個人的には今年夏スニーカーでおすすめしたい筆頭です。

 とにかくフォルムが綺麗で足にフィットした細身の形がたまらない。モノトーンの配色でスタイリッシュに見えるためショーツスタイルでもバッチリ大人に見せてくれます。

 以上、夏におすすめのスニーカー5選でした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)

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