
■MLB ロッキーズ 7ー9 ドジャース(日本時間25日、クアーズ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロッキーズ戦に“1番・DH”で出場し、5打数1安打1本塁打2打点、打率は.289。2試合連続となる27号を放ち、日米通算300号に到達した。
23日のナショナルズ戦では2度目の“二刀流”で出場し、6試合ぶり、今季25度目のマルチヒット、8試合ぶりの26号をマーク。投げては1回2奪三振無失点、「イニングを増やしていければ、元の状態以上に戻れるんじゃないかという自信が出てきている」と話した。
登板翌日は試合がなく、ロサンゼルスからコロラドに移動してのゲーム、今季初となる標高1600mと打者天国のクアーズ・フィールドでの試合、通算成績は54打数22安打の打率.407、4本塁打と相性の良い球場で調子を上げていきたいところ。ロッキーズ先発もG.マルケス(30)、今季は4月17日には7号先頭打者アーチを放つなど2打数2安打。
1回の第1打席、歓声とブーイングが入り混じった状況で打席に入った大谷、カウント2−0から真ん中低めのストレートを捉えて、センター方向へ。打球速度176.5マイル、飛距離121.6m、角度40度、やや高く上がりすぎてしまい、あとひと伸び足りずにセンターフライに終わった。
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0対1と1点リードされた3回、1死二塁で大谷の第2打席、得点圏のチャンスで球場は大ブーイング、カウント1−0からナックルカーブを引き付けて逆方向に弾き返したが、角度が40度とまたも上がりすぎてしまい、レフトフライ。第1打席はオールストレート、第2打席は2球ともナックルカーブと徹底した攻めで打ち取られた。
0対2とされたドジャースは4回、先頭の3番・F.フリーマン(35)がファーストのM.トーリア(26)がエラー、ここから満塁のチャンスを作ると、内野ゴロで1点を返し、1死一、三塁でA.パヘス(24)のファーストゴロを1塁・トーリアが今度はホームへ悪送球、同点に追いついた。さらに8番・M.コンフォート(32)が5号スリーランで2対5と突き放した。
そして、1死二塁で大谷の第3打席、勢いに乗っていきたいところだったが、カウント1−2からナックルカーブに空振り三振に倒れた。
6対3と3点リードで迎えた6回、無死一塁で大谷の第4打席、ロッキーズ2人目、左腕のR.ロリソン(27)と対戦。カウント1−0から甘く入ってきたストレートを逆方向へ、打球はライナーでスタンドへ一直線。打球速度163.5キロ、飛距離113.6m、角度27度の豪快弾、今季6度目となる2試合連続の27号ホームラン、日米通算300号のメモリアルアーチとなった。
8回の第5打席、ロッキーズ4人目、若手のA.チビリ(22)と対戦。カウント2−1から内角へのチェンジアップで完全にタイミングを外されてバットの先に当たり、打球速度75.6キロとボテボテのピッチャーゴロに打ち取られた。
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ドジャースは8回に8対7と1点差まで詰め寄られたが、9回にT.ヘルナンデス(32)がタイムリーツーベースで追加点、14安打9得点で逆転勝ち、ロッキーズ戦は4連勝となった。