フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の第84回定時株主総会が25日午前、東京・有明アリーナで始まった。
この日で退任予定の金光修社長(70)が司会を務め、社長に就任する予定のフジテレビの清水賢治社長(64)が説明した。“物言う株主”米ダルトン社の株主提案については、議決権の過半数を抑えたFMHが封じ込んだという。
2005年に親会社だったニッポン放送株を買い占めて、フジテレビ支配を企てた実業家の堀江貴文氏(52)について質問が出ると、清水氏は「メディアとの協力やデジタルで知見がある方」と評価した。
堀江氏から「不動産事業はどうするのか、IPとかメディアとかNetflixとかを追撃するような会社にするのか、するにあたって認定放送持ち株会社であることは経営の足かせになるか」などに付いて質問が出ると「根源的に問われる問題。改革プランは半ばだが、制約がある」と話した。そして堀江氏について「切り抜きとかバラエティーを世に出す力がある。否定はしない」。
堀江氏を役員として迎えるかどうかについて、清水氏は「今回の株主総会ではない。だけど、堀江さんの能力は勝っているので、コンテンツビジネスでの協力は否定しない」と話したという。
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株主総会に出席した、60代の一般男性の株主は「司会は金光さんが務め、清水さんは非常に安定感がありました」と話した。
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