カンテラーノを支えるベテランを求む!? EL出場のセルタ、アトレティコDFアスピリクエタのフリー獲得を検討か

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2025年06月25日 16:24  サッカーキング

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セルタが狙うDFアスピリクエタ [写真]=Getty Images
 セルタは、アトレティコ・マドリードに所属するDFセサル・アスピリクエタの獲得を検討しているようだ。24日、スペイン紙『アス』が報じている。

 23日、アトレティコ・マドリードは、目下アメリカで開催されているFIFAクラブワールドカップ2025からの敗退が決まった。そして、これは「ナバーラ出身の選手がロヒブランコスのシャツを脱ぐことを意味するものでもある」と、スペイン紙『アス』は言う。セサル・アスピリクエタ。現行契約が2025年夏に満了を迎えるものの、クラブとの契約を延長しない35歳は、来週月曜日を最後にフリーとなるのだ。

 そんなアスピリクエタに対して、熱視線を送っているクラブがある。それが、新シーズンに9年ぶりのヨーロッパリーグ(EL)出場となるセルタだ。37歳のクラウディオ・ヒラルデス監督の下で迎えた2024−25シーズンは、第2節でなんと首位に立つと、前半戦は10位前後が定位置だったが、カンテラーノと心中することを決断した冬以降に再び躍進。第28節で欧州大会出場圏内となる8位に浮上した後は、一度も転落することなくシーズンを走り切った。

 この成功に貢献したのは、慧眼を披露したヒラルデス監督と、期待に応えたカンテラーノたち、そして要所要所でチームを支えた経験豊富な“外様組(DFオスカル・ミンゲサやMFイライクス・モリバなど)”だ。とりわけ、3バックの左CBとしてリーグ戦33試合に出場したマルコス・アロンソがクラブ年間最優秀選手に選出された事実を見れば、彼らが多くのものを還元したことは明白だろう。そして、セルタが検討しているアスピリクエタの獲得もまた、「マルコス・アロンソと非常に似たケースとなるだろう」と『アス』は指摘しており、「経験、ハードワーク、献身性、若手選手への模範的な存在。さらに彼の多彩さは、センターバックとしても両サイドバックとしてもプレーすることを可能にする」と見解。実際、セルタが、チームの守備力向上には同選手が適任と考えており、コーチ陣も高く評価していることを併せて伝えている。

 ただ、給与面での問題を解決しなければならなく、「高額な年俸に加え、クラブのサラリーキャップに収めるために大幅な調整が必要だ。今後数日が、セサル・アスピリクエタの将来を決定する重要な時期となるだろう」とのこと。一応、今シーズンはレンタル移籍でクラブを離れたCBウナイ・ヌニェス(アスレティック・ビルバオ)とMFカルレス・ペレス(ヘタフェ)の売却が鍵を握るほか、オファー次第では放出を検討する選手もいるようだ。

 セルタは、すでにモリバの買取オプションを行使したのに加えて、GKヨヌーツ・ラドゥとFWフェラン・ジュグラの新戦力を迎えるなど、ヨーロッパリーグを見据えた夏を送っているが、アスピリクエタとの交渉もまとめることはできるのだろうか。

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