バレーボール男子で日本代表主将を務める石川祐希(29)が、常勝軍団の魂を注入する。25日、成田空港に帰国。7月5日から始まる沖縄合宿で代表に合流し、ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週の千葉大会から出場する予定と説明。「結果に結び付けられるよう、ベストパフォーマンスを出せる準備をする」と力を込めた。
イタリア10季目の今季は、昨季世界クラブ選手権を制した最強軍団ペルージャに加入。先月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)では、日本男子として初めて同大会制覇の快挙を成し遂げた。中心選手としてチームを支え、「余裕を持つメンタルを学べた。楽しめながらプレーすることができた」。技術面だけでなく、精神面での成長に確かな手応えを得た。
全日程を終えた後も、同地に約1カ月間残ってウエートを中心にトレーニングを継続してきた。体重は2キロ増。厚くなった胸板は努力の証しだ。「体も大きくなって、強くなっているはず」と、引き締まった最強ボディーで代表に帰ってくる。
フランス出身のロラン・ティリ新監督の下、28年ロサンゼルス五輪に向けて再スタートとなる1年となる。監督とはイタリアにいる時からコミュニケーションを取り合ってきたといい、「僕だけではなく監督がどういうバレーをしたいかチーム全体で共有していかないと」と、中心になって土台を作り上げていく。その上で、勝ちにこだわる姿勢も強調。「どんな状況でも、常に表彰台に登れるチームを目指したい」と引き締めていた。
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