吉成名高、ONE 2戦目　見据える、その先は「ベルトを巻いて、その階級の象徴になりたい！」

　ラジャダムナンスタジアム認定の3階級王者にして、現在37連勝中。日本ムエタイ界の至宝・吉成名高（24）が、6月27日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される『ONE Friday Fights 114』に出場する。ONEチャンピオンシップとの独占契約後2戦目となるこの試合を前に、現地で調整中の吉成がORICON NEWSのインタビューに応じた。

【インタビュー動画】吉成名高が「人間凶器」だと思う技は？

　試合2日前、コンディションについて尋ねると、「計量は明日なんですけど、体重はもう落としきっているので、あとはハイドレーションのテストだけ」と、いつも通りの落ち着いた口調で語った吉成。準備は万端の様子だ。

　対戦相手は地元タイのバンルーロック選手。アトム級ムエタイルールでの一戦に向けて、「相手が僕と対峙したときに何をしてくるか、いくつかパターンを想定している。どんな状況でも対応できるように準備してきた」と語り、自信と集中力を滲ませた。

　吉成は今年5月、アジア最大級の格闘技団体『ONEチャンピオンシップ』と独占の複数試合契約を締結。3月には『ONE 172』でデビューを果たし、タイの実力者ラック・エラワンを相手に鮮烈なKO勝利を収めた。卓越したテクニックと破壊力を武器に、国内外からの期待を一身に背負う吉成。その勝利により、現在もなお続く連勝記録は“37”にまで伸びている。

　「ONEでの2戦目になりますが、今回も期待以上のパフォーマンスを見せたい。そして、それが結果に繋がれば、次はタイトルマッチとか、もっと大きな舞台を目指していきたい。最終的にはベルトを巻いて、この階級の象徴になりたいです」と語るその目には、すでに頂点を見据えた覚悟が宿っていた。

　本大会『ONE Friday Fights 114』は、U-NEXTにて独占ライブ配信される。

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