米商務長官もFRB議長批判=「次回会合で利下げを」
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2025年06月26日 00:01 時事通信社

【ワシントン時事】ラトニック米商務長官は25日、X(旧ツイッター)で、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に対し、7月末の「次回金融政策会合で利下げしろ」と投稿した。トランプ大統領がパウエル氏の利下げ判断が遅いと繰り返し批判する中、政権の経済高官からもトランプ氏に追随する動きが出た。
ラトニック氏は、パウエル氏が24日行われた下院金融サービス委員会の公聴会で、足元でのインフレ動向は「ポジティブ(良好)だ」と証言したのに、金融緩和を見送っていると批判。「利下げしろ、そうすれば(利払い負担が減って)米国の財政赤字はおのずと縮小し、経済は活況になる」と主張した。
パウエル氏は、トランプ政権の高関税政策の影響で、夏にかけて物価が上昇すると予想。「経済は強い」として、早期利下げに慎重な構えだ。
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