ガラタサライにレンタル加入中のモラタ [写真]=Getty Images セリエAのコモが、ミランからガラタサライにレンタル加入中のスペイン代表FWアルバロ・モラタと個人合意に近づいているようだ。25日、イタリアメディア『スカイ』が伝えている。
現在32歳のモラタはレアル・マドリードの下部組織出身で、2012−13シーズンより正式にトップチームへと昇格を果たした。2014年7月にはユヴェントスに加入し、翌シーズンには公式戦47試合出場12ゴール9アシストを記録して国内三冠に貢献。以降はレアル・マドリードへの復帰とチェルシーでのプレーを経て、2019年1月にレンタルでアトレティコ・マドリードに加わった。翌年7月からは完全移籍に移行し、ユヴェントスへのレンタルを挟んでアトレティコ・マドリードへと復帰。2024年7月にミランへの完全移籍が発表された。
“ロッソ・ネロ”で今季の開幕を迎えたモラタは、約半年間で公式戦25試合出場6ゴール2アシストを記録。悪くないスタートを切ったかに思われていたが、今年2月にガラタサライへの買い取りオプション付きのレンタル移籍が決定した。しかし、トルコの地ではシーズン終盤にレギュラーを失い、最終的に公式戦16試合出場7ゴール1アシストに留まった。
そんなモラタに対しては、以前よりセスク・ファブレガス監督率いるコモからの関心が噂されている。22年ぶりにセリエAを戦ったコモは、昇格初年度の今シーズンを10位でフィニッシュ。クラブはヨーロッパカップ戦の出場権獲得を来季の目標に据えており、今夏の移籍市場ではさらなる戦力強化に乗り出す見込みだ。
スペイン代表ストライカーの去就に注目が集まるなか、『スカイ』はコモが同選手との個人合意に近づいていると報道。24日に行われた代理人との面談がポジティブな内容となり、最終合意への土台が整いつつあるようだ。また、モラタ本人も数日前にセスク監督との接触を経て、コモからの正式オファーを待っている状態であり、それが届けばオファーを承諾する準備があるという。
一方、モラタの保有権はミランにあり、現在はガラタサライに2025年12月31日までのレンタル移籍中。そのためコモがモラタ本人との合意に達した後は、ミランと正式な交渉に入る必要がある。