
派遣社員として働く上で、派遣元である派遣会社との信頼関係は重要だろう。ただ、派遣会社から「搾取されているな」と疑いがよぎる瞬間もあるようで……。派遣社員として働く50代の男性(東京都)から、まさにそんなモヤモヤとした思いが寄せられた。
「最近、派遣先から派遣元に支払う時給が、300円上がってる事に気づきました。大体2600円→2900円です。 私の時給は1770円で変わりません。 しかし、派遣元は何も言ってきません」
時給300円は、例えば週5勤務で1日8時間労働なら月に約4万8000円という大きな差になる。(文:篠原みつき)
「聞いておきます」と言われ半年…
派遣先企業からの支払いが増額されているにもかかわらず、自身の時給は据え置き。そして派遣会社からは何の説明もない。これでは、差額の300円は派遣会社のマージンとして吸収されているのではないかと疑念を抱いてもおかしくない。
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といっても男性の不満は、今回の件だけではない。以前から給与や待遇について、派遣会社に相談していたという。
「以前時給上げて欲しい、在宅ワークなので在宅手当出して欲しいと、お願いしましたが、『派遣先に聞いておきます』と言われて早半年」
待遇アップを求めたものの、半年が経過しても音沙汰がないのは不誠実ではないだろうか。男性もこうこぼしている。
「こっちが何も言わないからか、何も言ってきません。やっぱり何もアクションがない事などで腑に落ちません」
こうした積み重ねによって、不信感を募らせる男性。「他の派遣会社もそんなもんなんでしょうか?」と、やるせない思いを書いている。いずれにしても、信用できない派遣会社からは鞍替えを検討したほうがよさそうだ。
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