《オンカジ賭博逮捕》フジ社員「1か月半で1億7000万」驚愕の賭け金、気になるテレビ局員の“年収事情”

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2025年06月26日 07:10  週刊女性PRIME

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フジテレビ外観

 6月22日、『ぽかぽか』の制作統括をはじめ、『ネプリーグ』などフジテレビの人気番組に携わっていた同局社員・鈴木善貴容疑者が常習賭博の疑いで逮捕された。

オンカジ“億越え”の潤沢資金

 約5年前からオンラインカジノを始めたという同容疑者。警視庁によると、今年3月からわずか1か月半で1億7000万円ほどを賭けていたとみられており、これまでの収支については「1000万円マイナスだった」と供述しているという。

 だが、そもそも1億7000万円を賭けるほど潤沢な資金を、フジテレビの花形クリエイターとはいえ、一介の社員が用意できるのか疑問が生じる。これについてあるテレビ局関係者はこう語る。

「鈴木容疑者は44歳。約20年前の2003年にフジテレビに入社後、すぐれた“企画力”で成り上がっていきました。明石家さんまさんの覚えもめでたく、『さんまのお笑い向上委員会』『ホンマでっか!?TV』でも演出を担当。

 エリートの彼なら20代後半で年収800万円台、30代前半で1200万円を超え、現在の年収はおそらく1500万円超。20年間で貯めた貯金やさらに投資なども活用すれば、1億7千万円という巨額な資金を調達することは十分可能だったと考えられます」

 “オワコン”と言われて久しいテレビ。だがテレビマンは、いまだに庶民には想像つかないような高給取りであるようだ。

「昨今の中居正広さんの問題の影響でスポンサー離れは著しく、売上高も低下していますが、フジの持ち株会社フジ・メディア・ホールディングスが不動産事業や投資事業で巨額の利益を上げているため、社員の高給は変わらず維持されているのです」(前出・テレビ局関係者、以下同)

他局の年収事情は…

 では、他局はどうなのだろうか。

「民放1位をひた走る日本テレビですが、社員は貢献度の割に稼ぎが少ないと嘆きます。こういわれる一因は、基本給の低さにあると言われています。ただ、番組が高視聴率だと報奨金など“別封”と呼ばれる臨時の給付金もあります。

 有価証券報告書によれば平均年収は約1300万円ほどで業界内では意外にも中位。また年代別に見ると20代では約700万円と低いですが、そこから跳ね上がり、40代で約1100万円、50代で1500万円ほどと言われています」

 ほかのテレビ局も覗いてみよう。

「テレビ朝日は平均年収1400万円と業界トップクラス。『報道ステーション』などの看板番組を抱え、安定した収益構造が高給を支えています。20代で1000万円を越え、40代で約1300万円、50代で1500万円と、他局を上回る水準です。

 テレビ東京も平均年収1450万円ほど。事業規模は他局の数分の一ながら、大半はアニメ事業の好調さに支えられているという、ある種“いびつ”な高給構造となっています」

 TBSは放送事業のほかに稼いでいる事業がある。

「TBSの平均年収は約1300万円、同局の営業利益の約4割を占めるのが不動産事業です。正直、放送事業よりも“不動産屋”として稼いでいるのが実態です」

 今回のフジ社員のオンラインカジノ事件は、こうした歪んだ高給構造が生んだ典型と言えるのかもしれない。

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