首都圏の駅ビルなどを運営するアトレ(東京都渋谷区)は、AI活用戦略「AIメンター」を開始し、Googleの生成AI「Gemini」における社員の利用率が82%に達したと発表した。
【画像】習熟度レベルを可視化する「Geminiステータスボード」
同社は「AIメンター」戦略を掲げ、社員のAI活用を奨励する。同戦略の導入から約2カ月半で、全社員のGeminiの利用率が82%を超え、AIが日々の業務に不可欠なパートナーとして定着しつつあるという。
AI活用の定着のため、社員の活用状況やスキル向上について独自の10段階の習熟度レベルを設けることで可視化。ソフトバンクの協力を得て、現場の課題解決アイデアを議論したり、自分専用のAIアシスタントを作成したりする場を設けた。加えて、部署や役職を超えて活用法を共有する勉強会なども実施した。
社員からは「今まで『検索』程度にしか使えていなかったのが、今回の研修で一気にハードルが下がりました」などの声が挙がったという。
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同社は2030年頃までに、社内で自らAIツールを開発し、日々の業務で運用することが当たり前な状態にするとしている。
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