画像提供:マイナビニュースJR北海道釧路支社は26日、今年も夏季の観光需要に対応するため、花咲線と釧網本線で一部列車の車両を増結するとともに、座席の一部に指定席を設定すると発表した。期間は7月1日から8月31日までの毎日。繁忙期の混雑緩和と観光客の利便性向上を図る。
花咲線(根室本線釧路〜根室間)は上下各2本の列車を増結して2両編成とし、うち1両の海側座席を指定席とする。対象列車は「地球探索鉄道号」2本(釧路駅8時21分発・根室駅10時53分着の下り列車、根室駅13時36分発・釧路駅16時3分着の上り列車)と快速「ノサップ」1本(釧路駅11時13分発・根室駅13時26分着の下り列車)、快速「はなさき」1本(根室駅11時12分発・釧路駅13時23分着の上り列車)。下り「地球探索鉄道号」と上り「はなさき」はキハ54形とキハ40形の2両編成、上り「地球探索鉄道号」と下り「ノサップ」はキハ54形2両編成で運転する。
釧網本線は「しれとこ摩周号」1本(釧路駅8時52分発・網走駅11時59分着)と「釧網本線めぐり旅号」1本(網走駅15時21分発・釧路駅18時43分着)をH100形2両編成で運転。両列車とも2号車のボックスシート部に指定席を設ける。
花咲線・釧網本線ともに指定席を利用する際、有効な乗車券の他に座席指定券(大人840円・こども420円)が必要となる。指定券は全国のJR線「みどりの窓口」と指定席券売機、おもな旅行会社、「えきねっと」で取り扱う。(佐々木康弘)