画像提供:マイナビニュースJR東海とジェイアール東海物流は26日、東海道新幹線を活用した法人向け即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」のサービスを7月1日から拡充すると発表した。これまで「こだま」のみを対象としていたが、新たに「のぞみ」「ひかり」でも輸送サービスを開始する。
「東海道マッハ便」は、東海道新幹線の業務用室を使って東京〜新大阪間で荷物を即日輸送する法人向けサービス。これまで「こだま」限定とされ、東京〜新大阪間の到達時間は約4時間だったが、「のぞみ」の利用で約2時間30分に短縮される。「こだま」で約2時間40分かかっていた東京〜名古屋間の到達時間も、「ひかり」の利用で約1時間50分に短縮される。
サービス対象駅も拡大。従来の5駅(東京駅、静岡駅、三河安城駅、名古屋駅、新大阪駅)に京都駅が新たに加わる。「ひかり」による京都駅での荷扱いは7月17日から開始予定。「ひかり」による静岡駅と名古屋駅での荷扱いは8月以降に準備でき次第、開始予定となっている。
3辺の合計が120cmの荷物を1箱として、「のぞみ」「ひかり」はそれぞれ18箱まで、「こだま」は24箱まで搭載可能。荷姿や列車の停車時間により引受け可能量は異なる。輸送サービスは出発駅から到着駅までの駅間輸送を基本とし、駅までの集荷や駅からの配達はオプション対応となる。利用にあたってジェイアール東海物流との契約が必要で、使用予定日の約1週間前までに列車、荷姿、数量等を確定する必要がある。(佐々木康弘)