「夏のボーナス」支給額は増えても、貯金しない人が増えている なぜ?

1

2025年06月27日 09:31  ITmedia ビジネスオンライン

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia ビジネスオンライン

なかなか貯金できない事情

 共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)は、「夏のボーナス」に関する調査結果を発表した。


【その他の画像】


 支給額は約半数の50.2%が2024年と比較して「増える・増える見込み」と回答し、世帯当たりの支給額で最も多いのは「20万〜40万円未満」(23.2%)だった。


 支給額を前回の調査と比較すると、「20万円未満」「20万〜40万円未満」が減少。「40万〜60万円未満」「60万〜80万円未満」が増加していた。


 使い道で最も多いのは12年連続で「貯金・預金」だが、割合を見ると4年連続で前回の調査を下回る32.4%で過去最低だった。2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」(6.4%)、3位は「食品(ふだん食べるもの)」(6.0%)となっている。


●「貯金・預金」する人の用途


 夏のボーナスの支給額のうち、貯金・預金したい額の割合は「75%以上」が32.7%、「50〜75%未満」が22.1%。合わせると支給額の半分以上を貯金・預金したい人は54.8%だった。


 使い道に「貯金・預金」と答えた人のうち、用途を「決めている」人は39.6%で、具体的には1位「老後の生活への備え」(69.4%)が突出して高かった。2位「将来の消費への備え(住宅購入、子どもの学費など)」(36.9%)と比較すると、32.5ポイントの差がついた。


●「貯金・預金」しない理由


 使い道で「貯金・預金」を選択しなかった理由のトップは「生活費や日常の支出に充てるため」(31.2%)だった。以下「特別な買い物や旅行など、消費に回すため」(23.5%)、「株式や投資信託などで資産形成するため」(13.9%)と続いた。


 年代別で見ると50代が「生活費や日常の支出に充てるため」(35.8%)が最も高く、60代では「その他」(32.4%)が他の年代よりも高かった。


 調査は「Pontaリサーチ」会員の20〜60代男女を対象に、5月24〜26日にインターネットで実施した。有効回答数は3000人。



    話題数ランキング

    一覧へ

    前日のランキングへ

    ニュース設定