「表札まで猫仕様」猫がいないと入居できない猫マンションが話題に「入居条件はとにかく“猫愛”が溢れている方」

「猫がいないと入居できない
一棟丸ごと猫マンションですが　なんと全室表札まで猫仕様です」

【写真】猫仕様の表札

猫がいないと入居できない「猫マンション」（愛知県名古屋市）がX（旧Twitter）で話題になりました。

投稿したのは、猫と暮らせる家の施工などを手掛けている「ねこ大家」さん（@neko_fudosan）。保護猫活動をしながら「猫が幸せに暮らせる部屋」を作っている建設会社さんとのこと。今回、1棟丸ごと「猫マンション」を提供したのは初めてだとか。築45年のマンションを猫と一緒に住めるようリノベーションしたといいます。

保護猫活動をしながら「猫が幸せに暮らせる部屋」を作る建設会社！

「これまでペット不可のマンションで空室になった部屋を『猫可』に変えたり、猫と暮らせる戸建てを手掛けたりしてきましたが、入居者ゼロの状態で一棟丸ごと猫マンションにしたのは初めて。

そもそも猫が住める賃貸住宅が少ないことが保護猫活動を通じて分かって。猫と暮らせる賃貸住宅が少ない業界に、猫に特化して多頭飼育ができるお部屋を作っているんです。他にも猫と暮らす家の注文住宅、持ち家の方の猫リフォーム、保護猫施設のリノベーションなども手掛けています。外猫が１匹でも幸せな家猫になれるよう猫が飼える物件を増やし、猫たちが終生健康で過ごせる家づくりの提案をしています」

猫と暮らせる賃貸住宅が少ないと感じ、外猫が1匹でも家猫になれるよう猫が飼える物件を増やそうと努めているという「ねこ大家」さん。では実際「猫マンション」はどんな物件なのでしょうか？

「全部屋コンセプトを変えてデザインの違うお部屋にしています。遊び盛りの子が楽しめるキャットウォークがあるお部屋、外を見ながら日向ぼっこできるお部屋、飼い主はリモートワーク猫はくつろげる書斎があるお部屋、老猫がまったりと暮らせる和室など。入居条件はとにかく“猫愛”が溢れている方です。先に入居している猫たちも、ちまたで噂の猫好きのところに猫を派遣する猫派遣組織「NNN」（ねこねこネットワーク）を発信してるみたいてす。6匹目以降は要相談になります」

とはいうものの、既に「猫マンション」は満室。単身の方から新婚さんまで幅広くみなさん猫への愛情にあふれた方ばかりだとか。今後も、全国の猫好き家主さんとタッグを組んで「猫マンション」を増やしていきたいそうです。

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看板猫が歩かないキャットウォークはやり直しになることも！

「ねこ大家」さん（大阪市鶴見区）の社員猫は12匹。出勤組と在宅組に分かれているとのこと。保護した子やブリーダー崩壊や多頭飼育崩壊、ペットショップなど様々な生い立ちの子たちがいます。看板猫はにゃん吉くん。猫部屋ができたら、にゃん吉くんの施工チェック次第でやり直しに。小さい頃から施工チェックを得意として頑張っているそうです。ただ、にゃん吉くんが歩かないキャットウォークなどはやり直しになるので職人泣かせでもあるとか。

さらに、「ねこ大家」さんは「多頭飼育ができる猫賃貸を作っていき外で過酷に生きている子を1匹でも幸せな家猫にしてあげたい。家にいる子も毎日、快適に過ごせる部屋を提供していきたいです。『1匹でも多くの猫が安心安全な室内で暮らすことができる世界』を目指し、SNSなどの発信を頑張っていきます」と話してくれました。

また今回の投稿には「愛猫家が増えてる現在、こういった物件もっと増えてほしい」「関東にあったらな…」「猫の部屋に人間が居候兼お世話係で住めるなんてホントに幸せですね！」「住みたい！」などとたくさんのコメントが寄せられました。

（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）

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