リヴァプールはヴィルツ(上)、フリンポン(左下)、ケルケズ(右下)ら実力者を次々と獲得 [写真]=Getty Images リヴァプールが“ビッグサマー”を過ごしている。26日(現地時間)には、ボーンマスからハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズを完全移籍で獲得。今夏の移籍市場ではオランダ代表DFジェレミー・フリンポン、U−21ハンガリー代表GKアルミン・ペチ、プレミアリーグ史上最高額で獲得したドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを確保しており、ケルケズは今夏4人目の新戦力となった。
27日(現地時間)にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えたところによると、ケルケズの獲得によってリヴァプールの今夏の支出は総額2億ポンド(約396億5,400万円)を超える見込みだという。先に述べた選手たちのほかにも、リヴァプールは2024年8月にジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得している。2024−25シーズンはそれまで在籍していたバレンシアにローン移籍していたが、今夏正式にリヴァプールへと合流することになる。
今夏、リヴァプールからはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが退団。不動の右サイドバック(SB)としてチームに君臨してきた“TAA”はレアル・マドリードへと去っていった。また、圧倒的な運動量と高いクロス精度を披露し続けてきた左SBのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンはアトレティコ・マドリード移籍が濃厚と見られており、クラブとしては後継者を探しておく必要があった。右サイドを支配できるフリンポンと“ネクスト・ロバートソン”になり得るケルケズの獲得はリヴァプールにとって「必要な投資」であり、総額2億ポンドの支出は致し方なかったと言えるだろう。