陸上女子やり投げで24年パリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が、日本選手権(7月4〜6日、東京・国立競技場)の出場を見送ることになった。27日、所属先がSNSで発表。右肘内側上顆(じょうか)炎と診断され、物を持って肘を曲げる時に痛みが出るなどの症状がある。日本陸連がこの日発表したエントリーリストも欠場となった。日本選手権は9月の世界選手権東京大会の主要選考会だが、前回の23年ブダペスト大会を優勝しているため、すでに内定している。
今季は4試合に出場している。シーズン初戦の5月のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦(中国)は60メートル88で4位となり、昨季以降で自己ワースト2位の記録にとどまったが、その後は本来の力を発揮している。今季3戦目となった今月12日のDL第6戦(ノルウェー)を64メートル63で制し、世界最高峰のDLで節目の通算10勝を達成。同24日のゴールデンスパイク(チェコ)では63メートル88で2位だった。
関係者によれば、当分は患部の回復に努め、8月20日のDL第13戦(ローザンヌ)での復帰を目指すという。今秋の世界選手権では、日本女子初の連覇がかかっている。【藤塚大輔】
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