フィギュアスケート女子で22年北京五輪団体銀メダルの樋口新葉(24=ノエビア)が、来季限りでの現役引退を表明した。27日、KOSE新横浜スケートセンターで開幕したアイスショー「ドリーム・オン・アイス(DOI)」に出演。来年2月にミラノ・コルティナ五輪が控える新シーズンへ「引退しようと決めて臨んでいる。目標は五輪だが、1つ1つの試合が最後になる」と明かした。
22年から世界選手権で3連覇した同学年の坂本花織とともに、フィギュア界を長年にわたって引っ張ってきた。14年全日本選手権で初出場ながら3位。中学2年では04年浅田真央以来の表彰台入りを果たした。初出場の北京五輪では大技トリプルアクセル(3回転半)を2度成功。五輪女子で史上5人目の成功者となり、個人で4位となった。
22−23年の休養から復帰2季目となった今季は全日本3位、世界選手権6位とカムバック。日本女子のミラノ五輪の最大出場枠「3」の確保に貢献した。当初は今季で引退する考えもあったが「自分の力で五輪の枠を取った。それを自分で使いたい」と再燃。この日は新ショートプログラム(SP)の「マイウェイ」を披露し「スケート人生を表現するプログラム。納得いく演技をするのが目標」と力を込めた。【藤塚大輔】
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