アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「おまわりさんと招き猫」、2位「魔術漁りは選び取る」、1位「不死探偵・冷堂紅葉」<25年上半期版>

1

2025年06月28日 12:51  アニメ!アニメ!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

アニメ!アニメ!

『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
ライトノベル、小説が原作のアニメは、文字で紡がれた物語を映像で楽しめる点が大きな魅力です。

2025年は『謎解きはディナーのあとで』や『アン・シャーリー』、『怪盗クイーンの優雅な休暇』など、さまざまなタイトルがアニメ化されています。

そこでアニメ!アニメ!では、2024年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2025年上半期)」と題した読者アンケートを実施しました。6月6日から6月15日までのアンケート期間中に1087人から回答を得ました。
男女比は男性約55パーセント、女性約45パーセントで、ほぼ同数。年齢層は20代が約25パーセント、30代が約35パーセント、40代が約15パーセントでした。


■2020年代刊行のタイトルがトップ3に!

第1位

1位は『不死探偵・冷堂紅葉』。支持率は約9パーセントでした。

『不死探偵・冷堂紅葉』は、主人公・天内晴麻が謎めいた転校生・冷堂紅葉と共に、学園で発生した密室殺人の真相を追うミステリーです。
読者からは「トリックの巧妙さに加えて、ダイナミックなカーチェイスや爆発などスリル満点の展開もあり、まるで映像化を前提に書かれたような“映える”場面の充実ぶりが素晴らしい。アニメ化のポテンシャルは随一の作品だと思います」や「ヒロインの冷堂紅葉はもちろん、挿絵のないキャラクターまで個性が際立っていて、気づけば全員に愛着が湧いていました。天内くんとの関係も重めの感情でじわじわ刺さります」と、謎解き、アクション、ドラマ性が融合した物語が人気を博しています。
さらに「作中に“読者への挑戦状”が登場するのですが、これをアニメでどう表現するのかが楽しみ。本格ミステリーならではの醍醐味も詰まった一作です」と、推理要素にも期待のコメントが寄せられました。

第2位

2位は『魔術漁りは選び取る』。支持率は約8パーセントで、今年4月に刊行されたタイトルがランクインしました。
本作は、戦場でゴミ漁りをしながら生き延びてきた少年・カナタが、自らの力で運命を切り拓いていくファンタジー。「どん底から少しずつ這い上がっていく王道のストーリーが心地良く、魔法が飛び交うバトルも緊張感があります。心理描写も丁寧で、登場人物たちの葛藤や迷いまでリアルに伝わってきました」や「平凡な少年が、非凡な意志と才能で成長していく一方、純粋な心は失わない姿に励まされた」と、主人公を応援する声が目立っています。
また「魔術滓(ラビッシュ)や失伝刻印者(ファトゥムホルダー)といった専門用語も印象的。練り込まれた世界観が、登場人物のリアリティを支えているように思いました」と、設定面の評価も高かったです。



第3位

3位は『おまわりさんと招き猫』。支持率は約7パーセントでした。

『おまわりさんと招き猫』は、海辺の下町商店街・かつぶし町を舞台に、赴任したおまわりさん・小槇悠介と、交番に住み着いた喋る猫・おもちさんの交流を描いた日常ファンタジーです。
「妖怪がいる世界ですが、怖さよりも温かさが胸に残ります。どのエピソードも優しさに満ちていて、心がじんわりとほぐされていくような気持ちになりました」や「決してご都合主義な展開ではないのに、幸せな気持ちになれるのが不思議です。もしアニメ化されれば、もっと多くの人を癒してくれると思います」と、穏やかなストーリーに惹かれたという感想が多数。「海辺の田舎の町、古い交番、ころころと太った猫……。どこか懐かしく、落ち着ける光景が頭に浮かびます。アニメ化で風景まで味わいたいです」と、舞台そのものに魅力を感じたという声もありました。

■そのほかのコメントをご紹介!

『ウィザーズ・ブレイン』には「第1巻から20年以上の歳月を経て、ついに完結した電撃文庫の不朽の大作。脳に埋め込んだ生体量子コンピュータで物理現象に干渉する魔法士の亜光速バトルも、現代の映像技術なら再現できるはず!」。
『砂の海のレイメイ』には「砂漠海賊レイメイの可愛さにプラスして、空に浮かぶ七つの異世界や砂の海を進むドリル潜航艇など、ギミックも満載。映像を想起させるスピード感があり、アニメで見てみたいと強く思いました」。

『拾ったのが本当に猫かは疑わしい』には「言葉を喋る謎の生物・モドキと暮らす日々を綴った日常劇。やたら屁理屈を言うモドキにクスッと笑ってしまいます。今の猫ブームにもマッチしそう」。
『銀の海 金の大地』には「『海がきこえる』のリバイバル上映でも話題の、氷室冴子先生による古代転生ファンタジー。淡海の国の美しい光景や、生い立ちに翻弄されながらも運命に立ち向かう主人公・真秀の生き様を見たいです」と、復刊中のタイトルにも投票がありました。

今回のアンケートでは、ミステリー、ファンタジー、ラブストーリーなど、多彩なジャンルのタイトルがランクイン。アンケート常連のタイトルだけでなく、新作も複数上位に入っています。

■ランキングトップ10

[アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2025年上半期版]
1位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
2位 『魔術漁りは選び取る』 らむなべ
3位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
4位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』 永野水貴
5位 『ウィザーズ・ブレイン』 三枝零一
6位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
7位 『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』 九条蓮
8位 『心霊探偵八雲』 神永学
9位 『グリムコネクト』 十利ハレ
10位 『魔剣少女の星探し 十七【セプテンデキム】』 三枝零一
10位 『バスタード・ソードマン』 ジェームズ・リッチマン

(回答期間:2025年6月6日〜6月15日)




■ランキングトップ20

[アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2025年上半期版]
1位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
2位 『魔術漁りは選び取る』 らむなべ
3位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
4位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』 永野水貴
5位 『ウィザーズ・ブレイン』 三枝零一
6位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
7位 『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』 九条蓮
8位 『心霊探偵八雲』 神永学
9位 『グリムコネクト』 十利ハレ
10位 『魔剣少女の星探し 十七【セプテンデキム】』 三枝零一
10位 『バスタード・ソードマン』 ジェームズ・リッチマン
11位 『陰陽師と天狗眼 ―巴市役所もののけトラブル係―』 歌峰由子
11位 『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』 夢見里龍
14位 『リモート授業になったらクラス1の美少女と同居することになった』 三萩せんや
15位 『後宮見鬼の嫁入り』 夢見里龍
16位 『拾ったのが本当に猫かは疑わしい』 ねこ沢ふたよ
17位 『偶然助けた美少女がなぜか俺に懐いてしまった件について』 桜ノ宮天音
17位 『砂の海のレイメイ』 中島リュウ
17位 『私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。』 アーエル
20位 『乙女ゲーのモブですらないんだが』 玉露
20位 『銀の海 金の大地』 氷室冴子

(回答期間:2025年6月6日〜6月15日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。

このニュースに関するつぶやき

  • 毎年つぶやいてますが、『ビブリア古書堂事件手帳』……ドラマも映画もダメだったけど、作画と音楽で輝くと思うんだよなぁ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

ニュース設定