
その1:お金の情報を敏感にキャッチ
1000万円以上貯めている人はお金に関する情報に注目しています。どのような金融商品があるのか?運用先はどこがよいのか?節税メリットがあるのか?など、お金や運用に関する情報を敏感にキャッチし、積極的な資産運用を心がけています。
このとき、金利や運用益が高い金融商品を選ぶことはもちろんのこと、節税メリットや優遇制度の有無などを見極め金融商品を選んでいます。
実際に、運用に関する本を読んで勉強したり、お金に詳しい金融機関の人やFPなどに相談しながら投資先や運用方法を決めることも多いようです。
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その2:コツコツと継続して運用している
1000万円以上貯めている人は、株式投資などで数回売買を行って大きく儲けるというよりも、コツコツと積み立てるタイプの投資を好む人が多いです。価格変動リスクを抑えるために、株を一括で購入するのではなく、投資信託などを「ドルコスト平均法」を利用して定期的に積み立てています。ドルコスト平均法とは、投資信託などの金融商品に毎月一定の金額を投資することで、価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く購入することができる手法のこと。長期的には平均購入単価を抑える効果が期待できるため、積立投資に適しています。
1000万円は夢のまた夢と思っているかもしれませんが、「思い立ったが吉日」。やってみたいと思ったときから長期投資をスタートさせてもよいですね。
その3:「分からない商品」には手を出さない
1000万円以上貯められている人は勉強熱心な人が多いのですが、一方で時間が限られていることも知っています。一定時間をかけてもその商品の特徴が分からない、人に聞いても分からない、納得がいかないようなときには、その商品で運用しません。たとえ高金利をうたっている商品であっても、です。「分からない」ということは、何よりも不安の材料になります。せっかく貯めるのですから、不安な気持ちを抱えたままでは運用をする気持ちもなえてしまいますよね。
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以上の3つのことから分かるように、1000万円以上の貯蓄がある人は、自分でルールを定め、それを守りながら無理のないペースで資産運用を続けています。ぜひ今日から、あなたも実践してみてください。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))