月の年金約20万円「若いうちから投資をすべきだった」67歳・元公務員男性が現役世代に伝えたいこと

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2025年06月28日 20:10  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住67歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住67歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:67歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:900万円
現在の資産:預貯金1500万円、リスク資産2000万円
これまでの年金加入期間:国民年金431カ月、厚生年金431カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万1058円
老齢厚生年金(厚生年金):11万7884円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):2万3533円

「日々の生活に不自由しない程度の受給額」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由については「日々の生活に不自由しない程度の受給額だと考えている。健康に留意して、ぜいたくと無駄遣いがなければ、特に困ることはないから」とあります。

ひと月の支出は約「18万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「買い物は毎日必要量をこまめに購入」

年金以外に「株式配当などで、年間40万円程度の収入がある」という投稿者。

年金で足りない支出がある場合については「貯蓄を取り崩して補填(ほてん)」しているとのことです。

年金生活においては「食料品を調達する際は、近隣のスーパー等のチラシを見比べて購入するようにしている。買い物は、健康維持も兼ねて毎日徒歩で、必要量をこまめに購入して、無駄をなくすように工夫している」と言います。

「若いうちから投資を行うべきだった」

今の生活は「毎日が日曜日感覚で、生活がルーチン化してしまう。だからこそ、毎日歩いている道をたまに変えるだけでも新鮮で、喜びを感じられるようになった」とコメント。

一方で、「どれだけお金を持っていても、金銭的な不安は尽きないと思うが、(特に)病気になった時や災害に遭遇した時のことを考えると、とても不安になる」とも吐露します。

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、と伺うと「預金の金利の低さや物価の動向を考えると、今更ながら、若いうちから投資を行うべきだったと後悔している」と明かし、「若い世代には、自分の将来に必要となる資金の確保について、自分で考えてすぐに行動するようアドバイスしたい」と語られていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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