【函館記念予想】サマー2000シリーズの幕開け飾る一戦 コーナーをロスなく回る器用さが求められる

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2025年06月29日 06:35  netkeiba

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函館記念に出走予定のキミノナハマリア(撮影:山中博喜)
 JRAサマー2000シリーズ第2戦[函館記念」は函館開催を締めくくるハンデ重賞だったが、折り返し前の3週目に組み入れられた。函館競馬場芝2000mは、4コーナー奥のポケットからスタートしてコースを1周と少々。特徴的なのは2角から3〜4角にかけて緩やかな上がりが続き、そこから直線なかばまでは下り坂となっていること。しっかりとコーナーを回れる器用さも求められるコース形態だ。

 ◎キミノナハマリアは函館競馬場[2-0-0-0]で北海道の洋芝コースはそれを含め[2-0-2-0]。一瞬の脚は欠くものの、どんな位置からでも競馬ができるうえに、長く良い脚を使える馬。昨年の五稜郭Sを勝ってオープン入り。この時は2着マイネルエンペラーを突き放している。昨秋以降の4戦は、この馬にとっては時計が速すぎた印象だったが、それでも大きくは崩れていない。ここは54kgのハンデで得意な条件。見せ場以上を期待したい。

 〇マコトヴェリーキーは今年に入って京都記念3着のち阪神大賞典2着。昨年春に2勝クラスを突破したあとは、大外枠に泣かされた中日新聞杯以外はすべて3着以内という堅実派だ。函館競馬場含む洋芝コースは初めてで、2000mは少々忙しい印象もあるが、今年に入ってからは先行力を身に着けており、安定感を増している。57kgは前走、前々走でも経験しており、むしろ恵まれた感もある。

 ▲ヴェローチェエラは今年1月の日経新春杯1番人気。昨年のゆきやなぎ賞はショウナンラプンタの2着で、京都新聞杯はジューンテイクから0.3秒差3着。その後は条件戦を3連勝して今年の飛躍が期待された1頭だった。日経新春杯以降は思うような結果を残せていないが一息入れて立て直しが図られた。今回は距離がひとつのポイントになりそうだが、大きく割り引く必要はないと判断した。

 △グランディアは昨年の2着馬。どちらかと言えば小回りコースを得意としているが、前走、前々走は枠順にも恵まれなかった。年齢は重ねたが、昨年のスピカSを好内容で勝っており、またローシャムパークと接戦を演じたこともある。見直したい。

 ほかでは今年の中山金杯2着の△マイネルモーントと前走のシドニートロフィーを勝って挑む△ランスオブクイーン。最後に重賞で2着4回△トップナイフの名をあげておきたい。

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