GWの実態調査 最長で何連休? 休暇取得に影響したのは?

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2025年06月29日 10:01  ITmedia ビジネスオンライン

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2025年GWの意識と実態調査

 2025年のゴールデンウィーク中、どの程度の連休を取る人が多いのか。最も回答が集まったのは「4連休」。ITフリーランスのエージェント事業を展開するPE-BANK(東京都港区)が、全国の20歳〜60歳の働く人を対象に実施した「2025年ゴールデンウィークに関する意識と実態調査」に関する調査で分かった。


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●物価高の影響? ゴールデンウィークの予算は「かけない」が最多


 ゴールデンウィークの最大連続休日数について、1位は「4日」(38.3%)、2位は「5〜7日」(18.7%)、3位は「連休はない」(16.3%)となった。


 「連休はない」と回答した人の内訳を見ると、自営業は40%、自由業(フリーランス)は29.4%と、全体より高い割合を示す結果に。自営業や自由業は、比較的自由な働き方をしていることから、連休を意識しない人も多いようだ。


 公休日以外の休暇の取得方法については、「有給休暇」(50.0%)が最も多く、次いで「公休日以外はない」(20.3%)となった。「会社指定の特別休暇」という人も12.7%いた。


 「公休日以外はない」と回答した人に理由を聞くと、「休むと業務に支障が出る」(52.4%)が最も多く、「休暇より収入を優先」「勤務先にゴールデンウィークの休みがない」(22.2%)が同率となった。


 ゴールデンウィークにかける予算を聞くと、1位が「特別な予算はかけない」(45.7%)、2位が「3万円未満」(20.0%)、3位が「3万円〜5万円未満」(16.0%)となった。


●長期休暇は仕事にプラスの影響を与える?


 ゴールデンウィークの過ごし方については、「自宅でのんびり過ごす」が53.4%、「近場への外出」が37.0%となった。前問での「特別な予算はかけない」といった回答も考えると、全体的に節約傾向にあるようだ。


 長期休暇があることで仕事へのプラスの影響はあると思うかについては、「どちらともいえない」(33.0%)が最多。「ややそう思う」(28.3%)、「そう思う」(21.0%)が続いた。


 仕事にプラスの影響はあると思うかについて「あまり思わない」「思わない」「どちらとも言えない」と回答した人に理由を聞くと、「物価高でお金がかかる」(45.4%)と回答した人が最多となっている。


 休み中に仕事のことを考えるかについては、「少しは考えると思う」が48.7%。「常に考えると思う」が12.0%に対し、 「まったく考えないと思う」と回答した人は 39.3%いた。


 仕事のことを考えるかについて「少しは考えると思う」「常に考えると思う」と回答した人を自由業に絞ると、合わせて88.3%に上った。会社員との意識の差がうかがえる。


 同じく仕事について「少しは考えると思う」「常に考えると思う」と回答した人に、どんなことを考えると思うか尋ねると、45%が「リフレッシュすることでのポジティブな意欲」と回答した。


 一方で「休み中に溜まるであろう仕事量などが心配」(30.8%)、「再開が憂鬱で退職や転職などを考える」(9.9%)との声もあった。「再開が憂鬱で退職や転職などを考える」と回答した人のうち、正社員は10.6%、契約社員は14.2%だった。


 調査は、全国の20歳〜60歳の正社員、契約社員、派遣社員、自営、個人事業主として働く(パート・アルバイト、学生、無職を除く)300人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、4月17〜19日。


(小松恋、アイティメディア今野大一)



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