2025年6月時点で、40を超える公立高校が設置されている石川県。県内各地に高校があり、普通科や総合学科のほかにも、工業化や商業科、演劇科、地域産業科、看護科といった専門的な学科を持つ高校も設置されています。通学区域の制限がないことから、県内にあるすべての高校が選択肢になるため、高校選びの幅が広いことも特色といえるでしょう。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、石川県在住の30代以下を対象に「優秀な生徒が多いと思う石川県の公立高校はどこ?」というテーマでアンケートを実施しました。
石川県にある公立高校の中で、県内在住の30代以下の人たちが「優秀な生徒が多いと思う高校」として支持したのはどの高校だったのでしょうか。さっそく見ていきましょう!
同率での第2位となったのは、金沢市にある「金沢桜丘高校」でした。得票率は16.7%です。1921年に創設された「石川県立金沢第三中学校」を源流とし、1949年に現在の校名に改称されました。普通科の中に「文型普通」「理型普通」「人文科学」「自然科学」の4つのコースを設け、2年次から各コースに分かれて学習を進めています。
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2012年から石川県より「いしかわニュースーパーハイスクール」の指定を受けていることも特色の一つ。総合的な探究の時間の課題研究のほか、人文科学・自然科学コースでは県外研修を行うなどして、「高い志を持ち、国際社会をたくましく生きぬく人材の育成」を目指しています。
同じく第2位となったのは、金沢市にある「金沢大学附属高校」でした。1948年に新学制の実施に伴い、前年から金沢高等師範学校に付設された附属中学校に加え、附属高等学校が付設されて創立。1952年に現在の校名となりました。なお、金沢大学の再編に伴い、「金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高等学校」が正式名称となっています。
校訓を「自主自律」と定め、自由な校風が特色の同校では、夏服を着用する期間は服装が自由となっているほか、冬服の自由化も生徒会主体で進められているのだそうです。また、遠足や運動会、開校記念祭といった各種行事も生徒が主体となって運営されています。
第1位は、金沢市にある「金沢泉丘高校」でした。得票率は23.5%です。1893年に設置された「石川県尋常中学校」を源流とする高校で、1949年に現在の校名に改称し男女共学となって現在に至っています。2003年からはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に、2015年からはスーパーグローバルハイスクール(SGH)にそれぞれ指定され、SSH事業は2025年時点も継続されています。
生徒のほとんどが卒業後の進路として4年制大学を希望し、金沢大学や東京大学、大阪大学といった国公立大学や、難関私立大学に多数合格。そうしたことも、「優秀な生徒が多い」というイメージと結びついているようです。
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