
■MLB ロイヤルズ1ー5ドジャース(日本時間30日、カウフマン・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのロイヤルズ戦に“1番・DH”で出場し、4打数無安打で打率は.287。2試合連続のノーヒットに終わった。チームは逆転で6カード連続勝ち越しとなった。
前日29日は“二刀流”で出場し、初めて複数イニングを投げて、2回無失点の好投、「積極的にゾーンを攻められたのは良かった」とコメントした。二刀流翌日のデーゲームも“1番・DH”で出場、ロイヤルズの先発はK.ブービッチ(27)、通算成績は4打数3安打1本塁打と相性の良い投手。
雨にために試合時間が1時間遅延したが、1回の第1打席、いつものルーティンで相手ベンチに挨拶すると、何かを言われて、笑顔でバントの構えを見せるなど和やかな雰囲気。集中して打席に入ると、2球で2ストライクと追い込まれるが、ボール球をしっかり見極め、際どい球はファウルで粘った。フルカウントからの8球目、内角高めのスイーパーを逆方向に弾き返したが、レフトフライに倒れた。
その裏、ドジャース先発のL.トリビーノ(33)が無死二塁で2026年WBCアメリカ代表に参加表明した2番・B.ウィットJr(25)にレフト線へタイムリーツーベースを打たれて先制点を奪われた。それでも2回、2死一塁で8番・E.ヘルナンデス(33)がレフトスタンドへ今季8号逆転ツーランを放った。
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2死一塁で大谷の第2打席、ここでも2球で2ストライクと追い込まれ、カウント1−2から外角低めのスイーパーにバットを合わせるだけ、右手一本のバッティングとなりセンターフライ。
5回、1死一塁で迎えた第3打席、またも2球で2ストライクとロイヤルズバッテリーに早い攻めで追い込まれると、3球目、外角高めのスイーパーで当てるだけのバッティングでショートゴロ併殺打に終わった。6回には4番・W.スミス(30)が5年連続2ケタ本塁打となる10号ソロでドジャースが3対1と追加点をあげた。
7回、1死一塁で大谷の第4打席、ロイヤルズ3人目、左腕のA.セルパ(25)と対戦。3打席目と同様に2球で2ストライクと追い込まれ、カウント1−2から低めのスライダーがワンバウンドし、キャッチャーが弾くと、1塁走者のM.ロハス(34)が2塁を狙ったがタッチアウト。走者がいなくなり、カウント2−2から大谷は外角のシンカーに空振り三振に倒れた。
チームは先制されるもすぐに逆転、中盤で追加点をあげて、終盤は連打でダメ押し点を奪い理想的なゲーム運びで逆転勝利、6カード連続で勝ち越しを決めた。
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