MM総研は、6月24日に「スマートフォンアクセサリー市場規模調査(2024年度)」の調査結果を発表した。
本調査はスマートフォン利用者を対象としたWebアンケート調査と独自の調査分析に基づいたもの。市場規模は製品ごとの販売台数及び平均単価を分析して金額を試算したもので、2024年度のスマートフォン向けアクセサリー市場規模は5325億円となった。
分析は3カテゴリー/11製品に分類して行い、端末の保護/ファッションを主目的とする「装飾品」、充電とデータ保存に必要な「バッテリー関連」、主にBluetoothで接続/連携する「接続デバイス」に分けている。市場規模は装飾品が1648億円(構成比30.9%)、バッテリー関連が1149億円(同21.6%)、接続デバイスが2528億円(同47.5%)となった。
各製品の購入場所は全体的に「ECサイト/フリマ」の比率が高く、スマートフォンケースは49.4%と約半数となった。携帯電話会社やメーカー直販のオンライン購入を含めると約57%がオンライン購入という結果で、特にモバイルバッテリーは「家電量販店」の比率が25.6%と高い。
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またスマートフォンケース、保護フィルム、ストラップ、スマホリングといった保護やファッション目的の製品は「他店舗」の比率が相対的に高い。これは生活雑貨店や100円/300円ショップでの購入率が高く、総じて製品により購入場所には特徴があることが明らかとなった。
スマートフォン向けアクセサリー市場の今後は、装飾品は2028年度に1918億円(2024年度比16.4%増)で年平均成長率(CAGR)は3.9%と大幅な成長は見込めないと予測。一方、拡大が期待できるのはバッテリー関連と接続デバイスで、バッテリー関連は2028年度に1604億円(同39.6%増)で年平均成長率は8.7%、接続デバイスは2028年度に3170億円(同25.4%増)で年平均成長率5.8%となり、2028年度には市場規模が6692億円に拡大すると予測している。
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