「僕のヒーローアカデミア」デクたちが“最高のヒーロー”目指す軌跡をプレイバック! 原画展開催中【レポ】

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2025年06月30日 18:21  アニメ!アニメ!

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堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展(C)堀越耕平/集英社
堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展が、2025年8月31日までCREATIVE MUSEUM TOKYOにて開催中だ。

『僕のヒーローアカデミア』は、2014年7月から2024年8月5日まで「週刊少年ジャンプ」にて連載された、堀越耕平によるマンガ作品。誰もが何かしらの超常能力・“個性”を持つようになった世界で、“無個性”だった主人公・緑谷出久(通称・デク)が、仲間とともに「最高のヒーロー」を目指し、“個性”を悪用する敵<ヴィラン>に立ち向かう姿を描いた。

コミックスのシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破するなど国内外で人気を博し、TVアニメシリーズをはじめ、劇場版アニメ、ゲーム化、舞台化など、幅広いメディアミックスが行われてきた。2025年秋にはTVアニメシリーズの『FINAL SEASON』の放送が決定するなど、原作の完結後も人気はとどまるところを知らない。

そんな『僕のヒーローアカデミア』の10年にわたる連載が2024年8月に完結したことを記念し開催される今回の原画展は、直筆原稿や貴重な資料の数々が展示され、作品の10年の歴史を振り返るというもの。本稿では、その様子や見どころを紹介する。

■これまでのヒロアカを振り返り!思い出蘇るイラスト
展示会のゲートをくぐってまず最初に広がるのが、作中の出来事を振り返るオリジナルタブロイドで埋め尽くされた「Prologue area」。コミックスの表紙を飾った41点のカラーイラストとともに、作品の長い歴史を一気に体感できるエリアとなっている。

Zone 1では、デクの雄英高校入学からヴィランたちとの「全面戦争」突入までの成長や活躍を振り返る。

デクと爆豪が喧嘩をするシーンや、雄英体育祭での轟とデクの対戦など、それぞれのキャラクターの関係性や始まりを描いたエピソードが詰まっており、懐かしさを感じるファンも多いだろう。

展示されている直筆原稿は、効果線の描きこみや修正のため塗られたホワイトの凹凸まで見て取ることができ、作者・堀越耕平の情熱や力量を目の当たりにすることができる。

「ヒーロー飽和社会」の終焉と題されたZone 2では、「第二次決戦」直前までの原画が展示されており、創作の過程で生まれた線画やネームなどの資料も。

一足早く展示会を訪れた堀越耕平直筆のコメント&イラストとともに展示を回れるのもたまらない。

また、Zone 2を語る上で欠かせないのが“黒デク”の等身大フィギュア。

『僕のヒーローアカデミア』のフィギュアを数多く手掛けてきたWATANABE×RENが担当した緻密な仕上がりのフィギュアは、一目見るだけでデクが内に秘めた思いと悲壮な覚悟がリアルに伝わってくる。

続くZone 3では、ヒーローとヴィランの最後の戦い・「第二次決戦」の様子を展示。それまでのエリアと異なり空間を最大限に生かした展示手法がとられており、悲壮さと壮絶さが漂う世界観により深く没入できるようになっている。

麗日お茶子vsトガヒミコ、轟焦凍vs荼毘など、それぞれの死闘の様子が線画や原画を通じて蘇る。

そして、Zone 4では、爆豪勝己vsオール・フォー・ワン、緑谷出久vs死柄木弔の戦いの決着を余すことなく展示。

デクの背中を押す仲間たちの言葉とともに展示されるクライマックスの戦いの様子は、見ているだけで手に汗握ること間違いなし。ネームなどに寄せられた堀越耕平のコメントを読めば、制作背景にも思いを馳せることができる。

幼いころからヒーローに憧れ、互いにヒーローを志した爆豪とデクの思い出を一気に振り返ることができる圧巻の空間展示も必見だ。

さらに、エリアの最後には、死闘を経て「みんなが最高のヒーローになった物語」の様子が。舞い散る桜とともにデクたちが未来に向かって歩みだす姿には胸がいっぱいになる。

さらに、展示会を締めくくるZone 5「Special Illustrations“Snapshot”」では、物語完結後のキャラクターたちの日常を描いた珠玉の描き下ろしイラストが複数展示。ファンなら一度は見ておきたい貴重なイラストが盛りだくさんだ。

プロローグから始まり、5つのゾーンで構成された本展示会は、『僕のヒーローアカデミア』10年の歴史の重みを実感できる特大ボリュームの内容。

ここまで紹介した展示のほかにも、原画展のキービジュアル「ヒーローVS敵(ヴィラン)」と写真を撮影できるフォトトスポットや、劇場版アニメに関する展示も登場。さらに、展覧会公式ショップでは展示会の公式図録に加え、106のオリジナルグッズが販売されるなど、魅力は語りつくせない。ぜひこの貴重な機会に原画展を訪れ、作者の熱量を体感しながら、『僕のヒーローアカデミア』の軌跡を振り返ろう。

◆開催概要
展覧会名 :堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展
会場 :CREATIVE MUSEUM TOKYO
会場住所 :〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6F
アクセス :JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩7分
東京メトロ銀座線「日本橋駅」 B1出口 徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋駅」 6番・7番出口 徒歩3分
会期 :2025年6月21日(土)〜8月31日(日)[72日間] ※会期中無休
開館時間 :10:00〜20:00(19:30最終入場)
主催・企画 :僕のヒーローアカデミア原画展製作委員会
協力 :週刊少年ジャンプ編集部
協賛 :イープラス、エンスカイ、大日本印刷、タカラトミー、BANDAI SPIRITS、
バンダイナムコアミューズメント、バンダイナムコエンターテインメント
◇本展覧会における注意事項
※アニメ化前の内容を含みます。また、本展覧会で初公開となる内容を含む場合があります。
※本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトにて必ずご確認ください。
※前期日程(6/21(土)〜7/31(木))チケットは完売しております。また、後期日程(8/1(金)〜8/31(日))チケットも売り切れにより入場できない可能性があります。
(C)堀越耕平/集英社

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