タンポポを見ていたら作りたくなった! キュービックジルコニアを宝石研磨のプロが磨き上げる様子がThreadsに投稿されました。動画は記事執筆時点で27万表示を突破し、1万件以上の“いいね”を獲得しています。
投稿者は、天然石の研磨やカットを仕事にしている「姫石 〜きせき〜」(@kisekiworks)さん。以前にも、100円ショップで購入した青いビー玉を磨き上げる様子が話題となりました。
この日、ふわふわのタンポポの綿毛を発見し「見ていたら作りたくなった」という投稿者さん。そこで擬似ダイヤモンドに使われる人造石・キュービックジルコニアの原石を用意。さっそく加工をはじめていきます!
まずは、宝石加工用の棒にキュービックジルコニアを固定し、回転砥石でパビリオン部分(宝石の下側)を作っていきます。削り出したファセット(カット面)は24面。パビリオンはとても重要な部分の1つで、ここの深さや角度などにより宝石の輝き方が変わるそうです。
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続いて、ガードル部分(外周のフチにあたるところ)を作り、クラウン部分(宝石の上側)も制作。どんどんよく見る宝石の形に近づいていきます。なお、カットの仕方は昔からあるハニカムカットを応用してオリジナルにしたものだといいます。
そして、場面が切り替わると……虹色の輝きを放つキュービックジルコニアが登場! 上から見ると1つ1つのファセットにタンポポの綿毛のようなものが映っており、思わず見惚れてしまいます。まるで、中にたんぽぽが咲いているみたいですね!
投稿者さんによると、ダイヤモンドやキュービックジルコニアの屈折率がないとこちらのカットは活かせないそうです。ちなみに、ダイヤモンドの屈折率が2.41でキュービックジルコニアが2.15。2を超える石のみ、虹色の輝きがみられるそうですよ。
コメント欄には「ええええぇーすごーーーーー!」「いつもながら素晴らしい技術!」「初めて見てあんぐりしました」「美しすぎる」「綺麗過ぎて泣けてくる」「ふわふわ綿毛をダイヤモンドで表現できるなんて!! 天才」といった反響が寄せられています。
「姫石 〜きせき〜」さんはThreads(@kisekiworks)の他に、Instagram(@kisekiworks)やAmebaブログ、YouTubeチャンネル「姫石*きせき*」でも研磨動画や写真を公開中。また、オンラインショップ「気のせい」にて研磨した天然石などを販売しています。
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画像提供:姫石 〜きせき〜(@kisekiworks)さん
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