意外な材料を使って、超ハイクオリティーなジュエリーを手作りする職人芸がYouTubeに投稿され話題に。この動画は記事執筆時点で178万回以上再生されるほど話題になっています。
投稿したのは、ジュエリー制作の工程を公開している海外のYouTubeチャンネル「Anif G(@AnifG)」。今回は、2枚のコインと鉱石を材料に“蜂を模したジュエリー”を手作りするプロセスを紹介しました。
最初の工程は、あらかじめ描いておいた蜂のイラストをもとに、羽となるパーツの加工。使うのは、青緑色が美しい「アベンチュリン」と呼ばれる鉱石。これを丁寧に羽の形にカットしていきます。
さらに、コインのひとつは中央をくり抜き、残った外側のリング部分を棒状に加工。これを羽の輪郭に沿うように丁寧に曲げて、繊細なフレームを作り上げていきます。驚くほど緻密な作業ですが、この時点ですでに完成形への期待が高まります。
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もう1枚のコインはプレスして薄く伸ばし、胴体のパーツを切り出します。体の節にあたる部分はたたいてドーム状にし、土台のパーツと溶接。表面を整えたらペンで模様を描き込み、それに合わせて手作業で丹念に削っていきます。
※コインを加工する際、日本国内で流通している貨幣(硬貨)はその目的にかかわらず、故意に損傷したり溶かしてつぶしたりすることは、貨幣損傷等取締法により禁止されています。古銭など、流通している硬貨として効力を失ったものや、加工が許可されているメダルなどを使用するようにしましょう
先ほどくり抜いたコインの残った部分は、渦巻き状に切れ目を入れて棒状にし、足や触覚のパーツに。また、胴体に使ったコインの残りで羽の模様を再現します。金属がまるで粘土のように形を変えていく様子は、ずっと見ていたくなるほどの緻密さです。
最後は、丁寧に作り上げた各パーツを一つ一つ溶接して組み立て。表面を磨き上げたら、いよいよ完成です。
完成したジュエリーは、動画で制作工程を見ていたにもかかわらず「本当にこれが手作業なの!?」と疑ってしまうほどの精巧さ。細部までこだわり抜かれた仕上がりは、まさに職人技の結晶と言えるでしょう。
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手作りの蜂型ジュエリーに、コメント欄には「わおおお」「本当に完ぺき」「信じられないほど美しい」「素晴らしいスキルと職人技」「ここ数年で見た中で最もクールな作品の1つ」「こんなに小さくて美しいものを、1人の人間が手作業で作れるなんて本当に驚きです」「3回くらいこの動画見てます」「この美しい芸術作品を前に、言葉を失いました」など、称賛の声が集まりました。
画像は「Anif G」のYouTubeチャンネルより引用
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