アーセナルが獲得に動くエゼ[写真]=Getty Images アーセナルが、クリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFエベレチ・エゼの獲得に向けて動き出したようだ。30日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。
この夏の移籍市場で、早めの動きを見せているアーセナルは、すでにチェルシー所属のスペイン代表GKケパ・アリサバラガ、ブレントフォードのデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴール、そしてレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得が決定的な状況となっている。
また、攻撃陣の補強にも着手しており、ウイングのポジションにおいては、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴが獲得の最有力候補に。一方、今シーズンにクリスタル・パレスをFAカップ制覇へと導いたエゼの名前も浮上。同選手の契約解除金が6800万ポンド(約134億円)と、ロドリゴよりも価格を抑えて獲得できることから、関心を寄せていると伝えられている。
そしてロマーノ氏は「今週末にアーセナルはエゼ側との接触を図った」と報道。さらに「アーセナルは同選手の契約条件を知らされており、交渉が行われている」とも伝えている。
なお、トッテナムもエゼの獲得に興味を示しているものの、イギリス『テレグラフ』のマット・ロー記者によると、トッテナムはウエストハムに所属するガーナ代表FWモハメド・クドゥスの獲得をより優先している模様。そのため、“ノースロンドン・ダービー”での争奪戦が繰り広げられる可能性は低いと見られている。
現在26歳のエゼは、2020年8月にクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)からクリスタル・パレスに移籍。加入直後から主力として活躍し、ここまで公式戦167試合に出場し、40ゴール28アシストを記録している。