
「寝方」
キジ白猫の「ふく」くん(男の子・5歳)の摩訶不思議な寝姿がXで話題になっています。写真を投稿したのは、飼い主のとこもさん(@95Cs9)。
ふくくんは冷蔵庫の上に体の半分を乗せ、残りの部分を冷蔵庫と壁の隙間に伸ばしています。前足と後ろ足を壁に押し付けて踏ん張り、バランスを取っている体勢です。ふくくんはこの姿勢で、安定感を保ちながらすやすやと眠っています。その姿は、まるでスパイダーマン! ビルからビルへと縦横無尽に移動するシーンを見ているかのようです。
続く投稿では、「お、歩く?」とのコメントとともに、見られている気配に気づいたふくくんが写っています。まん丸おめめをぱっちりと開けて、じっとこちらを見つめるふくくん。今にも「何か?」と言い出しそうです。
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この写真が公開されると、瞬く間に4.2万件超の“いいね”が集まりました。このあと、ふくくんはどうなったのでしょうか。詳しくお話を伺いました。
“スパイダーポーズ”…撮影時の裏側とは
ーー撮影時の状況を教えてください。
「投稿日当日の朝、ソファーからふくの前脚が壁に突っ張っているのが見えました。どんな格好で寝ているのかと見に行くと、四つ脚で踏ん張るような姿勢で寝ていて、『また面白いことしてる!』とスマホを手に取りました。若い頃から冷蔵庫の上が好きで毎日寝ていますが、脚を投げ出す程度で、こんな格好は初めてです」
ーーこの寝方を目にしたとき、どう思われましたか。
「普段から面白い子ですが、正直、『また変なことしたリストに追加しなきゃ』と思いました。そして楽しい思い出がまた一つ増えました。口を少し開けて寝ているのが、いかにもふくらしくて笑えました」
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ーーこのあと、ふくくんはどうなりましたか。
「しばらくこの体勢のまま寝ていました。途中で寝返りを打ったり角度を変えたりしながら、その後も気持ちよさそうに冷蔵庫の上で眠っていました」
ーーふくくんは、どんな性格の子でしょうか。
「幼い頃は天真爛漫な暴れん坊でしたが、今ではおっとり優しく、不器用で少し鈍くさい男の子になりました。我が家に迎えて1年ほど経ったころ、弟猫の『むぎ』を迎えたことがきっかけで、性格が変わっていったように思います。
遊ぶとき、むぎには激しくおもちゃを振りますが、ふくにはゆっくり揺らさないとタイミングが合わず、ついてこられません。甘えて膝に乗りたいときも、じっとこちらを見つめて『いいの?』と考え込んでから動くタイプです。そんな姿にもどかしさを感じることもありますが、そこがふくの魅力であり、かわいらしさでもあります。あと、とにかく食いしん坊で、むぎのごはんを盗み食いすることも。どんなに叱っても懲りずに繰り返す、意外とめげない一面もありますね」
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リプ欄では、ふくくんの寝姿に驚く声がたくさん寄せられています。
「うそーん」
「芸術点高すぎ」
「重力を無視してる」
「面白い寝方しますね」
「立っ……寝……えっ?!」
「思わずスマホを半回転させた」
「立ち寝してるかと思うくらい自然」
「トリックアートみたいになってる」
「めっちゃ笑った。猫ってホントおもしろい」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)