マイナビオールスターゲーム2025(第1戦=23日・京セラドーム大阪、第2戦=24日・横浜)のファン投票結果が1日に発表され、阪神勢はセリーグ最多、両リーグ最多タイの5選手が選ばれた。
先発投手部門で阪神村上頌樹投手(27)が29万7475票で2度目の選出となった。今季の村上は、球団では04年井川慶以来21年ぶりとなる開幕からの3戦3勝を含むハーラートップタイの7勝。勝率もトップタイの7割7分8厘を誇る。実力も人気もトップクラスの現在地を象徴する選出だ。
「選んでもらってうれしいことですし、2年前はノミネート外からだったんですけど、今回は記入するところがあったので、そこで選んでいただいたのかなと思います」とまずはファンに感謝した。
対戦したい相手には「太田君はいっぱい打っているので。あとは同じ奈良県の出身で2学年下で対戦したこともあったので、そういうところでまたしたいなと思います」と、同じ奈良県球児、天理(奈良)出身のオリックス太田を挙げた。
多彩な球種を誇る村上だが、超スローボールも人気の持ち球。心待ちにするファンも多い。ただ本人は「逆に投げないでおこうかな〜と思ったりもしているので。それを期待されそうなので、逆にまっすぐオンリーとかしてやろうかなと、今いろいろ考えています」と、球宴までの時間を自身も楽しむ。
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<ファン投票アラカルト>
◆新人 西武のルーキー渡部聖弥が選出。ファン投票で新人の選出は22年大勢(巨人)、松川虎生(ロッテ)以来。西武では81年石毛宏典(遊撃手)、86年清原和博(一塁手)、99年松坂大輔(投手)に次ぐ4人目となり、球団の野手では清原以来39年ぶり。
◆最多得票 両リーグ最多得票は阪神森下。阪神選手の両リーグ最多得票は55年吉田義男、58年田宮謙次郎、92年亀山努、03年今岡誠、23年近本光司に次いで6人目。
◆オリックス6人 オリックスから球団史上最多の6人が選ばれた。14年の5人(西勇輝、佐藤達也、平野佳寿、糸井嘉男、ペーニャ)を上回った。
◆オリックスの遊撃手 紅林が選出。阪急時代の70年阪本敏三以来、球団55年ぶり2人目。
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◆オリックスの二塁手 太田が選出。球団ではバルボン、スペンサー、マルカーノ、大島公一に次ぐ5人目となり、00年大島以来25年ぶり。
◆広島の遊撃手 矢野が選出。広島では白井勝巳、高橋慶彦、野村謙二郎に次ぐ4人目で96年野村以来29年ぶり。
◆ソフトバンク選出なし ソフトバンクのファン投票選出なしはダイエー時代の93年以来32年ぶり。開催中止の20年を挟み、15年から24年まで続いた柳田の連続選出も途切れた。
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