静岡県清水市(現静岡市)で1966年に一家4人が殺害された事件の被害者遺族で、既に他界した女性に関する虚偽の投稿を50回以上繰り返したとして、県警清水署と捜査2課は1日、堺市に住む40代の男性会社員を名誉毀損(きそん)の疑いで静岡地検に書類送検した。
送検容疑は2024年5月下旬から11月中旬までの間、インターネット上の投稿サイトに「女性は自殺した」などと虚偽の内容を書き込み、死者の名誉を毀損したとしている。男性は女性ら遺族と面識がなく、容疑を認めているという。
この事件では袴田巌さん(89)が犯人とされたが再審無罪となった。遺族に対する誹謗(ひぼう)中傷が後を絶たず、県警は「名誉毀損にあたるような他者を傷つける投稿には厳正に対応する」としている。【藤渕志保】
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